世界初の暗号資産追跡コンテスト「SCAN 2024」の決勝大会とカンファレンスが9月5、6日にソウルで開催される。
SCAN 2024は、韓国の暗号資産(仮想通貨)メディアであるDigital Assetの発行元であるD Assetが主催し、同国の暗号資産取引所アップビット(Upbit)の運営会社であるドゥナム(Dunamu)がメインスポンサーになっている。
このイベントには、世界中のホワイトハッカー、Web3セキュリティ専門家、サイバー犯罪捜査官の参加が見込まれている。参加者は、暗号資産の追跡に必要な知識とスキルを評価するためのさまざまな課題を解く。コンテストは参加者が問題を解き、フラグを獲得するCapture The Flag(CTF)形式で行われ、決勝に残った8チームのうちで最も高いスコアを獲得したチームに1BTC、2位のチームに0.5BTC、3位から8位までのチームには0.5BTCずつが分配される。
D Assetの共同CEOであるユ・シンジェ氏は「2024年7月19日に韓国で暗号資産利用者保護法が施行されるなど、今年は多くの国がデジタル資産関連の新しい法律や規制を導入する重要な年となった。このイベントは、安全で透明性の高いデジタル経済を実現するためのエコシステムの構築能力を確認し、専門家によるグローバルネットワークを構築する機会となるだろう」と述べている。
|文・編集:井上俊彦
|画像:Digital Asset