損害保険ジャパン(以下、損保ジャパン)とGincoは8月9日、Web3の社会実装や事業会社によるWeb3事業のさらなる推進のためにパートナーシップを締結、安心・安全な価値体験を提供していくと発表した。
リリースでは提携の背景を「今後は国内でWeb3に関連するデジタル通貨やデジタル資産の流通の発展に伴い、企業における事業の変革やリスク対策の必要性が高まることが想定されます」と述べている。
損保ジャパンは、国内大手金融機関との検証や共創を通じて、Web3領域の商品や金融サービスに関するリスクに対して、Web3の新たな保険商品開発や保険商品付帯サービスを検討しているという。一方、Gincoは、多くの事業パートナーとWeb3事業を共創、また自社サービスとして、企業向けにブロックチェーン活用を実現するインフラを提供しているという。
今後の方向性について両社は、それぞれの強みを活かし、「他業種・他分野のあらゆる企業との事業提携を強化し、Web3の社会実装や国内の企業が新たに構想していくWeb3事業や次世代トークン経済圏等の実現と発展に貢献していきます」と述べている。
損保ジャパンは2024年5月、ステーブルコインやデジタルウォレットに関連するWeb3領域のサイバーリスク対策において、ふくおかファイナンシャルグループ参加のデジタル銀行である、みんなの銀行と共同検討を開始すると発表している。
|文:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:リリースより