マイナーのマラソン・デジタル、ビットコイン購入資金として2億5000万ドルの私募債販売を計画
  • マラソン・デジタルは、ビットコイン購入資金をまかなうために2億5000万ドルの転換社債を私募で販売する計画。
  • マラソン・デジタルはすでに2万800BTC以上を保有しており、これは同業の中で第2位となるハット8の2倍以上。

ビットコイン(BTC)マイニング企業のマラソン・デジタル(Marathon Digita)は、ビットコイン購入資金と企業活動全般の資金を調達するため、2億5000万ドル(約362億5000万円、1ドル145円換算)の転換社債を私募で販売することを計画していると述べた。

この社債は利息支払いが6カ月ごとで、2031年9月1日に満期を迎える。マラソン・デジタルは声明で、金利と転換率は価格設定プロセスの中で決定されると述べた。

bitcointreasuries.comによると、マラソン・デジタルはすでに同業他社より多くのビットコインを保有しており、保有量は現在価格で12億ドル(約1740億円)相当の2万800BTC以上だ。これは第2位のハット8(Hut8)の2倍以上にあたる。

マラソン・デジタルは第2四半期にマイニングしたビットコインの51%を売却し、運営費に充てた。しかし同社は最近、公開市場で1億ドル相当のビットコインを購入し、バランスシート上ですべてのビットコインを完全に保有するという戦略を再採用したと発表した。

同社の株価はプレ・マーケット取引で3.2%下落した。

|翻訳・編集:林理南
|画像:マラソン・デジタルCEO(CoinDesk)
|原文:Bitcoin Miner Marathon Digital Plans $250M Private Note Sale to Fund Bitcoin Buying