- イーサリアムETFが流出傾向を反転させたため、イーサリアムはアジア時間8月13日の取引において、ビットコインおよびCD20をアウトパフォームした。
- 分散型取引所(DEX)トークンの多くもまた、最大規模のプロトコルのいくつかで順調に手数料が発生していることから値上がりした。
イーサリアム上場投資信託(ETF)への資金流入が活発化し、多くの大手分散型取引所(DEX)が成長の兆しを見せていることから、イーサリアム(ETH)は4%上昇し、主要デジタル資産の市場パフォーマンスを示す指標であるCoinDesk 20 Index(CD20)を上回った。
SoSoValueのデータによると、米国で上場しているスポット・イーサリアムETFへの1日の純流入額は現地時間8月12日では493万ドル(約7.2億円)で、グレイスケール(Grayscale)の2つのファンドはフローを計上しなかったが、フィデリティ(Fidelity)のFETHは398万ドル(約5.8億円)の流入、フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)のEZETは100万ドル(約1.5億円)の流入、ビットワイズ(Bitwise)のETHWは286万ドル(約4.2億円)とプラスのフローを記録した。
唯一、ヴァンエック(VanEck)のETHVが292万ドル(約4.3億円)の流出を計上している。
一方、ビットコインETFは1日あたり2787万ドル(約41億円)の資金流入を記録した。このうち、グレイスケールのGBTCは1170万ドル(約17億円)の流出、ビットワイズのBITBは1700万ドル(約25億円)の流出だった。
CoinDeskのデータによると、東アジアにおける営業日には、ビットコイン(BTC)が59200ドル(約87万円)以上で取引され、1.25%上昇した。
DEXトークンの値上がり
最大規模のDEXトークンの内、多くが値上がりしており、現地時間8月13日の取引においてイーサリアムがビットコインをアウトパフォームするのに貢献している。市場データによると、ユニスワップ(Uniswap)のUNIは3.8%、DYDXは5.5%、グノーシス(Gnosis)のGNOは5.3%上昇している。
DeFi Llamaのデータによると、イーサリアムの手数料は8月前半で4046万ドル(約59億円)、ユニスワップの手数料は同期間で2364万ドル(約35億円)に達し、7月の4740万ドル(約70億円)を上回る勢いであり、6月の総計5400万ドル(約79億円)に比肩する可能性もある。
CoinGeckoのデータによると、最も上昇したのはCantoで41%だった。このブロックチェーンは止まったままで、ブロックエクスプローラーCantoscanのデータによると、最後の取引は本記事執筆時点で16時間前に処理された。CoinDeskが以前報じたところによると、同社チームによって現地時間8月12日に修正が約束されたが、実行されていないようである。
|翻訳・編集:T.Minamoto
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|原文:Ether Beats CD20 as ETH ETFs Post Positive Inflows, DEX Tokens Rise