イーサリアムベースのスウェル、ラップド・ビットコインを導入──リキッドリステーキングトークンに
  • swBTCは、wBTCを使って利回りを生み出す。wBTCはビットコインと1対1でペッグされたトークンであり、ビットコインの価値を保持しつつ、イーサリアムネットワークで活用できる。
  • スウェルの目的は、ビットコインがもたらす価値の保存機能の恩恵を受けながら他のエコシステムで利回りも受け取りたい暗号資産ユーザーに向けてリステーキングに関するビジネスケースを拡張すること。

イーサリアムネットワークのステーキングプロジェクトであるスウェル(Swell)は、リキッドリステーキングトークン(LRT)の「swBTC」を導入した。ビットコイン(BTC)保有者はこれにより、アイゲンレイヤー(EigenLayer)や競合リステーキングプロトコルのシンビオティック(Symbiotic)、カラク(Karak)から利回りを得られるようになる。

swBTCは、wBTCを使って利回りを生み出すもの。wBTCはビットコインと1対1でペッグされたトークンであり、ビットコインの価値を保持しつつ、イーサリアムネットワークで活用できる。

14日にコインデスク(CoinDesk)に共有された発表によると、ユーザーはwBTCを預け入れるとswBTCを受け取ることができ、利回りは9月中旬から付与され始めるという。

リステーキングとは、イーサリアムネットワークのセキュリティを確保するためにステーキングされたイーサリアム(ETH)を、他のブロックチェーンやプロトコルのセキュリティ確保に再利用するプロセスを指す。

スウェルの目的は、ビットコインがもたらす価値の保存機能の恩恵を受けながら他のエコシステムで利回りも受け取りたい暗号資産ユーザーに向けてリステーキングに関するビジネスケースを拡張することだ。

スウェルの創設者であるダニエル・ディゾン(Daniel Dizon)氏は発表の中で、「スウェルのルーツはイーサリアムにある。しかし、我々はブロックチェーンエコシステム全体でのリステーキングに対して強気だ」とし、「だからこそ、ビットコインのためのリキッドリステーキングトークンを立ち上げた。これは(中略)最大1兆ドル(約145兆円、1ドル145円換算)のビットコインの流動性が分散型金融(DeFi)に流入する際の助けになるだろう」と述べた。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Winkelmann/Pixabay
|原文:Ethereum-Based Swell Imports Wrapped Bitcoin to Serve as Liquid Restaking Token

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