本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は3.0。前回「基本的には上向きだが、950~970万円はレジスタンスも多く時間がかかりそう」と申し上げたが、結局、横ばい推移を続けた。
今回も、まちまちで、半値戻しクリアで上向きに見えるが、レジスタンスも多く、時間がかかりそう。動きがあるとすれば一目の雲がねじれる17日前後か。
なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。
パターン分析
3月5日、5月1日、7月5日の安値を結んだサポートラインを下限とする下降チャネルを割り込んだが、シャープに切り返し何とか上昇フラッグの形を維持。1080万円から680万円の半値戻し880万円を挟んでのもみ合い推移を続けた。
一応、半値戻しをクリアしており上向きだが、フィボナッチの61.8%戻し927万円、ダブルトップのネックライン970万円などレジスタンスが並んでいる。
前回も申し上げたが、そこを抜ければレンジの上限1080万円や史上最高値1124万円が見えてくるが、少し時間がかかりそう。
評点:4
移動平均線
定点観測している組み合わせではないが、200日移動平均線と25日移動平均線がデッドクロス。一方、9日移動平均線と25日移動平均線との間隔は狭まっており、ゴールデンクロスも見えてきた。960万円近辺の200日移動平均線がレジスタンス。
評点:3
一目均衡表
3役逆転の売りサイン点灯中。水準としては遠いが17日に990万円近辺で雲がねじれており、転換線と基準線も近づき、反転する可能性もある。
評点:2
ボリンジャーバンド
バンドウォークは終了。スクィーズ気味にも見えるが、エクスパンションで下向きのトレンド継続。
評点:2
MACD
まだダマしの可能性も残るが、微妙にゴールデンクロス発生。
評点:4
RSI
40近辺だが、売られすぎには至らず。
評点:3
評点
※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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