ナイジェリア、暗号資産のライセンス制度を導入予定:ブルームバーグ
  • ナイジェリアの証券取引委員会は今月、暗号資産を含むバーチャル資産の発行者にライセンスを付与する予定。
  • ナイジェリアには、9月までに暗号資産に課税できる法案を導入する計画もある。

ナイジェリアの証券取引委員会(SEC)は、国内で普及が進む中、暗号資産(仮想通貨)を含むデジタル資産の発行者にライセンスを付与することを計画している。ブルームバーグが20日に報じた。

SECのエモモティミ・アガマ(Emomotimi Agama)長官がブルームバーグで、SECは早ければ今月中にデジタルサービスおよびトークン化資産に対する最初のライセンスを発行したいと考えていると明らかにした。

アガマ長官は、SECは暗号資産に対する需要の急増に対応しているとし、「市場規模は大きく、成長している」と述べた。

世界各国で、暗号資産企業へのライセンス付与を決定する流れが出ている。アフリカ最大の経済大国である南アフリカは最近、暗号資産のライセンス制度を開始した。フランスは今月新しい制度を導入。イギリスは2020年からマネーロンダリング防止規則の下で企業を登録しており、さらに特化した規則を策定中だ。

ナイジェリアはまた、9月までに暗号資産に課税できる法案を導入することを計画している。一方で、同国は暗号資産取引所バイナンス(Binance)を脱税とマネーロンダリングの容疑で提訴し、同社の幹部の一人をマネーロンダリングの容疑で拘束している。

コインデスクはナイジェリアのSECにコメントを求めた。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Emmanuel Ikwuegbu/Unsplash
|原文:Nigeria Plans to Introduce Crypto Licensing Process: Bloomberg