DMM Cryptoは、Web3ポーカーゲーム「Crazy Poker Zone」を2025年春以降にリリースする計画を発表した。本ゲームは、同社のWeb3プロジェクト「Seamoon Protocol」の一環として、ゲーム特化型チェーンであるOasys（オアシス）のレイヤー2上に構築する独自ブロックチェーン「DM2 Verse」で展開される。
リリースによると、「Crazy Poker Zone」は、テキサスホールデムポーカー（共通カードを使うポーカー）と都市育成要素を組み合わせたゲームになるという。
ポーカーの勝敗が街の発展に連動する仕組みや、アニメーションを用いたユーザーインターフェースが特徴となる。また、暗号資産（仮想通貨）が獲得できるPlay&Earn機能の実装も予定されている。
強めるWeb3への注力
DMM Cryptoは2023年1月に設立され、2024年7月にDM2C Studioから社名変更した。Seamoon Protocolプロジェクトでは、独自トークン「Seamoon Protocol（SMP）」の発行や複数のブロックチェーンゲームの提供を計画している。
2024年には他にも、暗号資産をモチーフにしたアイドルキャラクターのNFTゲーム「コインムスメ」、タイ発の戦略ゲーム「Kyrie & Terra」、累計250万人がプレイした「かんぱに☆ガールズ」のブロックチェーン版「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」、NFTトレーディングカードゲーム「神櫓-KAMIYAGURA-」、デジタルプライズゲーム「BOUNTY HUNTERS」のリリースを予定している。
DMM Cryptoは、ゲーム領域以外でもWeb3への注力を強めている。ステーブルコインの発行に向けてProgmatとの共同検討の開始を発表したほか、Web3で注目のテーマ「DePIN（分散型物理インフラ）」のトップランナーと称される米ハイプマッパー（Hivemapper）との提携も発表している。
｜文：栃山直樹
｜画像：リリースから
