トランプ氏の家族が運営する暗号資産プロジェクト、9月16日に開始予定
  • ドナルド・トランプ氏は、同氏の家族が運営する暗号資産プロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル」が9月16日に開始されると発表した。
  • このプロジェクトは、暗号資産を取り入れることで、従来の銀行業務から脱却することを目的としているという。

共和党候補の大統領候補ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏は9月12日、ポッドキャストで、同氏の家族が指揮する分散型金融(DeFi)プロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial)」が9月16日に開始されると述べた。

「暗号資産で未来を受け入れ、時代遅れの大手銀行を置き去りにする」と、トランプ氏は自身のXアカウントに投稿した動画で語った。「午後8時のライブ配信に参加してほしい」。

ワールド・リバティ・ファイナンシャルは、トランプ氏の息子であるエリック・トランプ(Eric Trump)氏とドナルド・トランプ・ジュニア(Donald Trump Jr.)氏が指揮を執っており、18歳のバロン・トランプ(Barron Trump)氏はこのプロジェクトの「DeFiのビジョナリー」だという。

CoinDeskが入手したワールド・リバティ・ファイナンシャルのホワイトペーパーの草案によると、このプロジェクトには、DeFiプラットフォームのアーべ(Aave)とイーサリアムのブロックチェーン上に構築された「信用口座システム」が含まれており、分散型の借入と貸付を促進するとしている。

ワールド・リバティ・ファイナンシャルのテレグラム・チャンネルで配信されたメッセージには、米ドルにペッグされたステーブルコインの計画が示されており、プロジェクトは「米ドルペッグのステーブルコインを世界中に広め」、「米ドルの優位性が継続することを確実にする」ことを目指していると述べている。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:World Liberty, Crypto Project Helmed by Donald Trump’s Family, Will Release on Sept. 16