イギー・アゼリア、MOTHERトークンを後押しするオンラインカジノ「マザーランド」をリリースへ
  • イギー・アゼリア氏は、自身のMOTHERトークンを利用するオンラインカジノ「マザーランド」を立ち上げる。様々なゲームや賭けができるものになる。
  • セレブが支援する多くのミームコインが価値を失う中、アゼリア氏は自身の通信サービスなどの現実世界のアプリケーションにMOTHERトークンを戦略的に活用し、その価値を維持することに成功している。これは、投機的な話題性を超えて実用性へと移行する動きを示している。

グラミー賞にノミネートされたこともあるアーティストで起業家のイギー・アゼリア(Iggy Azalea)氏は、11月に自身のMOTHERトークンを使用する新しいオンラインカジノ「マザーランド(Motherland)」をリリースする予定だ。

アゼリア氏は20日、シンガポールで開催されたソラナネットワークの会議「ブレイクポイント(Breakpoint)」のイベント「マザーランド・ロデオ(Motherland Rodeo)」において、ビジネスパートナーで暗号資産(仮想通貨)投資会社アシンメトリック(Asymmetric)の創設者であるジョー・マッカン(Joe McCann)氏、マネージャーのリース・ピアソン(Reece Pearson)氏と共にこのプロジェクトを発表した。

マザーランドは、スロットやブラックジャック、ルーレット、ポーカーなど様々なカジノゲームを提供する予定で、プレイヤーはライブディーラーゲーム、トーナメント、スポーツの賭けを楽しむことができる。

アゼリア氏は事前に用意された声明で、「マザーランドは、他に類を見ない暗号資産コミュニティのためのデジタルな故郷だ」とし、「話題性のサイクルを超えて文化とエンターテイメントを融合させ、長期的な価値を創造することが重要だ」と述べた。

マッカン氏は、「マザーランドは、イギー氏がトークンを投機の域を超えて現実世界のアプリケーションへと導いている完璧な事例だ」とし、「ミームコインはインターネット文化と注目経済の上に成り立っている。イギー氏以上にそれをうまく行う人はいない。MOTHERトークンは実益を提供することで持続可能な価値創造を実現している」と述べた。

MOTHERは、5月下旬にソラナブロックチェーン上で発生したがすぐに終わった、セレブが関与するトークンのブームの中で発行されたミームコインの1つだった。そうしたトークンの一部はほぼ全ての価値を失ったが、MOTHERはアゼリア氏の支援により過去数ヶ月間価値が支えられてきた。

アゼリア氏は6月、自身の通信会社での携帯電話の購入や月額プランにMOTHERを使用できるようにし、当時のトークンの価値を押し上げた。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Alexi Rosenfeld
|原文:Iggy Azalea to Release Online Casino Motherland in Boost for MOTHER Token