- メタプラネットは、MMXXベンチャーズからの融資により、107BTC(10億円分)を追加購入した。
- 同社は現在、500BTC以上を保有しており、円の変動や日本の債務に対するヘッジのための戦略的備蓄として使用している。4月にビットコイン投資を開始して以来、同社の株価は420%も上昇した。
東証上場のメタプラネットは10月1日、ビットコイン(BTC)を107個、1BTCあたり平均926万6724円、10億円で購入したと発表した。
同社は8月初旬に10億円の融資を受け、ビットコインの蓄えを増やすだろうと報じられていた。東京に拠点を置く同社は、株主である英領ヴァージン諸島を拠点とするMMXX Venturesから「全額をビットコインの購入に充てる」ために資金を借りたと述べた。
5月には、メタプラネットはビットコインを戦略的準備資産として採用し、日本の債務負担とそれに伴う円相場の変動に対するヘッジ手段とした。同社は4月にビットコインの購入を開始し、当初の取引では117.7BTC、当時の価格で719万ドル相当のビットコインを購入した。
同社は現在500BTC以上を保有しており、香港に拠点を置くMeituに次いで、アジアの株式公開企業の中で最大の保有者となっていることが、ビットコイン・トレジャリーズのデータから明らかになっている。保有資産は、1BTCあたり平均937万3557円(または6万4931ドル)で積み上げられた。
一方、この動きは同社の株価上昇につながり、時価総額と保有量の比率は10月1日に20%になり、これまでで最高の水準に達した。
同社が4月に購入して以来、株価は420%以上上昇しているが、ビットコインは3%下落している。1株当たりのビットコインの増加は、株主に引き続き利益をもたらしている。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:メタプラネットのWebサイト(キャプチャ)
|原文:Metaplanet Buys Another 107 Bitcoin, Pushing Stock-BTC Ratio to 20%