トランプ氏、セールス不調のトークンをXでアピール

トランプ氏は、一家が推進する暗号資産プロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial)」をXを使って宣伝した。同プロジェクトのトークン「WLFI」の初期セールスが目標を大幅に下回ったためだ。

トークンセールは米時間15日朝スタートしたが、Webサイトが何度かクラッシュし、セールス額は900万ドルにとどまった。目標の3億ドルには大きく届かなかった。

トランプ氏のXへの投稿は15日午後、トークンセールが始まってから数時間後のことだった。当記事執筆時点、WLFIの販売額は約900万ドル。これは一般販売に割り当てられたトークン総数の約3%に過ぎない。

「今日がその日だ!(Today’s the day!)」とトランプ氏はXに投稿した。

トークンセールのウェブサイトでは15日朝、販売が開始されたが、何度もトランブルが発生した。

そのため、サイト上のWLFIトークンの追跡システムを見ると、トランプ氏のX投稿後に購入額がすぐに急増することはなかった。ただし、一般向けのトークンセールの前に、すでに5億4000万以上のトークンが購入されている。

WLFIは、プラットフォームのガバナンストークンとして機能し、ユーザーは借入、貸付、流動性プールの作成などのDeFi(分散型金融)アクティビティに参加できる。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:ドナルド・トランプ氏(Danny Nelson/CoinDesk)
|原文:Trump Touts New Crypto Token After Initial Sales Are a Dud