メルカリの子会社で暗号資産(仮想通貨)サービスを展開するメルコインは10月22日、メルカリアプリ内で「イーサリアムつみたて機能」の提供を開始した。
新機能では、メルカリアプリ上でつみたての金額・頻度・日付を設定することで、銀行口座からの自動引き落としによるイーサリアム(ETH)の定期購入が可能となる。つみたての頻度は月4回、2回、1回から選択でき、金額は1円から設定可能。800以上の金融機関と連携しており、積み立てたイーサリアムはメルペイ残高への換金も可能だ。
メルコインは2023年3月にビットコイン(BTC)取引サービスを開始。2024年5月にはイーサリアム取引を追加し、8月にはビットコインの積立機能を実装している。同社の暗号資産口座数は2024年5月時点で220万口座を突破。直近1年間(2023年9月から2024年8月)の新規口座開設数は約181万で、同期間の業界全体で約57%を占める。
同社が発表するデータによると、ユーザーの84%(2024年6月末時点)が暗号資産取引初心者となっている。メルカリアプリという既存のプラットフォーム内での暗号資産取引提供により、新規ユーザー層の開拓が進んでいる。
|文:栃山直樹
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