AIボット「Truth Terminal」がスパムで動かされ、ミームコインを急騰させた模様

トレーダーたちは、価格が急騰した直後に売却し、一儲けしたようだ。

ミームコイン「RUSSELL」は23日、一時的に急騰した。これは、AIボット「トゥルース・ターミナル(Truth Terminal)」が、米暗号資産取引所コインベース(Coinbase)のCEO、ブライアン・アームストロング氏の投稿に対して、「ラッセル(Russell)」という単語をリツイートしたためだ(アームストロング氏の愛犬の名前も「Russell」)。

これは、誰かが「Russell」という単語をTruth Terminalにスパム送信した結果、AIボットはこの単語をリツイートした。一部の市場関係者は、スパム送信は、RUSSELLのポジションを大量に積み上げておき、価格が上昇した後に売却したトレーダーによるものと考えている。

Truth Terminalの運営者、アンディ・アイリー(Andy Ayrey)氏は、「Russell」という単語がTruth Terminalのメンションにスパム送信されたことで、Truth Terminalはこの単語を拾い、使うようになったとXに投稿した。

[23日のRUSSELLの価格推移:CoinMarketCap]

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:freestocks/Unsplash
|原文:Crypto Traders Apparently Spam Truth Terminal Into Pumping Coin Associated With Brian Armstrong’s Dog