本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は3.7。RSIやMACDは短期的な調整を示唆しているが、一方で移動平均線やボリンジャーは大相場が近いことを示唆。来週は一旦もみ合って、大統領選となる再来週から本格上昇局面が始まる、いわば来週は最後の押し目買いのチャンスとなる可能性があるとテクニカルは示している。
なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。
パターン分析
前回「目先は上値余地を探る展開となりそうだが、今回の高値1022万円と7月29日のピーク1076万円の間で1回は跳ね返されそう」と申し上げたが、案の定、1040万円で一度跳ね返された。
しかし999万円で切り返し足元では1045万円と上値を更新した。仮に1040万円で再び跳ね返されていたら999万円を割れるとWトップが完成するところで、ここを抜けた意味は大きい。この結果、上昇チャネル継続で、7月21日の1080万円、そして5月22日の史上最高値1124万円が見えてきた。
ただ直近はチャネルの中で少しもみ合いそうにも見える。下は引き続き970万円が強めのサポートだ。
評点:4
移動平均線
前々回のデッドクロス寸前から切り返し、実質的にゴールデンクロス、その後も両線とも上向き。直近で25日移動平均線と200移動平均線もゴールデンクロスしたのは2023年1月31日と10月3日。いずれも数か月にわたる上昇局面の前触れとして機能しており、今回も本格上昇局面が近いことを示唆している。
評点:5
一目均衡表
まだ3役好転継続中。
評点:5
ボリンジャーバンド
バンドウォーク解消も、上昇トレンド継続。今年2月の相場に似ており、一旦、中心線に戻した後、再びバンドウォークを形成する可能性も。
評点:5
MACD
デッドクロスしそう。
評点:2
RSI
70前後の買われすぎゾーンに突入するも目立った調整なし。
評点:1
評点
※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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