ビットコインが7万ドル突破、4か月以上ぶり

ビットコイン(BTC)は、7カ月以上にわたる低迷を経て、3月初旬に記録した史上最高値7万3700ドルに再び挑むことになりそうだ。

9月初旬に5万3000ドル台まで大きく下落したが、以降はほぼ上昇傾向にあり、ついに7万ドルの大台を突破した(日本時間29日7時50分頃には、6万9870ドル付近)。ただし、3月初旬に記録した史上最高値7万3700ドルにはまだ届いていない。

世界の主要中央銀行(日本銀行を除く)による新たな利下げサイクルと、中国の大規模な金融・財政刺激策が、この最新の強気相場の主な推進要因となっているのかどうかは分からない。米国上場ビットコインETFへの新たな大量流入や、予測市場でドナルド・トランプ氏が米大統領選で勝利する確率が上昇していることが影響している可能性がある。

この後、米国では大統領選が熱狂的な終盤を迎え、11月5日には投票日を迎える。翌11月6日はFOMC(連邦公開市場委員会)での金利決定、11月8日は10月の雇用統計の発表など、忙しい日々が続きそうだ。

ビットコインはこの上昇によって、年初来のリターンは約65%となった。金とS&P500は、過去数週間にわたって継続的に市場最高値を更新しており、年初来のリターンは32%、24%となっている。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:CoinDesk
|原文:Bitcoin Tops $70K for First Time in More Than Four Months