暗号資産(仮想通貨)の損益計算サービス「クリプタクト」を運営するpafinは、複数の暗号資産取引所の残高をリアルタイムで一元管理できる「ライブビュー」機能の提供を開始した。本機能はFreeプランから利用可能となっている。
ライブビュー機能は、取引所のAPIを通じて残高情報をリアルタイムで取得し、保有コインの数量や価格の総額を表示する。現在、国内外33の取引所に対応している。
同社は今後、円建てでの資産推移や過去の資産状況の可視化機能を実装する計画を発表している。また、取引所から直接取得した残高データを損益計算に活用する機能の開発も進めているという。
リリースによると、クリプタクトの国内ユーザー数は10万人を超えており、同社は今後API連携対応の国内取引所数を拡大する方針を示している。
暗号資産市場では、投資家の多くが複数取引所を利用している。各取引所の口座残高確認は、これまで個別に実施する必要があった。
|文:栃山直樹
|画像:リリースから