本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は4.0。史上最高値トライに失敗、足元では値を下げているが、パターンやRSIを見ると、このトライがやや性急すぎており、むしろ健全な調整が入っている印象。
前回指摘した「押し目買いの最後のチャンス」が到来している印象だ。上昇チャネルに沿っていくとすれば、史上最高値更新は来週7日以降か。
なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。
パターン分析
上昇チャネル継続。7月21日の1080万円をクリア、5月22日の史上最高値1124万円に1万円足らず失速したが、このトライは上昇チャネルをさらに上抜けており性急だった印象。足元の下げはチャネルの中に戻っただけの健全な調整に見える。
史上最高値のような強めのレジスタンスの場合、最初のトライでは跳ね返されて、2度3度とトライしているうちに上抜けることは良くあるパターンで、今回もそれに沿って動いていると考える。
下ひげで割れているが、10月25日の安値991万円からの半値押し1057万円でサポートされるのが本命で、下げたとしても10月1日の865万円との半値押し995万円辺りまでか。このチャネルに沿って上昇するならば、史上最高値更新は11月7日以降か。
評点:4
移動平均線
25日移動平均線と200移動平均線がゴールデンクロス。9日移動平均線も上向き。
評点:5
一目均衡表
3役好転継続中。
評点:5
ボリンジャーバンド
バンドウォーク解消、バンドもややスクィーズ気味だが、3月の様なもう一段上昇するパターンにも見える。
評点:4
MACD
デッドクロスしそうにも、何とか粘っているようにも見える。
評点:3
RSI
80近くの買われすぎゾーンから60近辺に戻し、健全な調整だった可能性も。
評点:3
評点
※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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