- マイクロストラテジーは株式投資家がビットコインへのエクスポージャーを持つための最良の方法の一つだとカナコードのレポートは指摘した。
- カナコードは、マイクロストラテジーの目標株価を173ドルから300ドルに引き上げ、買い推奨の格付けを維持した。
- カナコードは、アメリカでの現物ETF承認と半減期を経てビットコインの見通しに強気だと述べた。
マイクロストラテジー(MicroStrategy)は、マイケル・セイラー(Michael Saylor)氏によって設立されたソフトウェア会社であり、その賢いレバレッジ戦略を考慮すると、株式投資家がビットコイン(BTC)へのエクスポージャーを持つための最良の方法の一つであり続けている。ブローカーのカナコード(Canaccord)が10月31日の調査レポートで述べた。
カナコードは、マイクロストラテジーの目標株価を173ドルから300ドル(約4万5000円、1ドル150円換算)に引き上げ、買い推奨の格付けを維持した。株価は11月1日序盤の取引で0.4%上昇し、245.50ドルとなった。
ジョセフ・ヴァフィ(Joseph Vafi)氏率いるアナリストらは、「株価がビジネスモデルの真の試金石であるならば、我々の見解ではマイクロストラテジー株に勝つのは難しい」と指摘。同社が2020年にビットコイン購入戦略を採用して以来、株式とビットコインの両方のパフォーマンスを大幅に上回っていることに言及した。
マイクロストラテジーは10月30日に210億ドル(約3兆1500億円)の自社株式のアット・ザ・マーケット・オファリングを発表した。今後3年間でさらに420億ドルのビットコインを購入する計画の一環として、ビットコインをさらに購入する資金を調達するためだ。
マイクロストラテジーのレバレッジ戦略は、「マイクロストラテジー株で現物に対するさらなるプレミアムが再び出現する余地をもたらす」と著者らは述べた。
カナコードは、ビットコインの見通しについても強気だ。ビットコインはアメリカでの現物ETF(上場投資信託)承認とその後の普及や、今年起きた半減期で供給に制約がかかったことにより上昇バイアスがかかっていると述べた。
|翻訳・編集:林理南
|画像:CoinDesk
|原文:MicroStrategy Remains One of the Best Ways to Gain Exposure to Bitcoin Given Its Intelligent Leverage Strategy: Canaccord