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NOT A HOTEL COIN(NAC)は、不動産を裏付けとするRWA(Real World Asset)トークンであり、不動産への宿泊権などのユーティリティを持つ。2024年10月31日から12月7日にかけて申し込めるGMOコインが提供するIEOの第2弾で先行販売されることとなった。現物取引の開始は12月13日を予定している。
本記事では、NOT A HOTEL COIN(NAC)の特徴・将来性、IEOの参加方法を紹介する。
<記事のポイント>
- 世界的なクリエイターが手掛ける別荘の不動産が裏付けとなる
- かつて販売した3億円分のNFTはわずか20分で完売した
- 投機的な売り抜けを防止する購入数量90%のロックアップ
- IEOへの参加にはGMOコインの口座開設が必要
NOT A HOTEL COIN(NAC)とは?
名称 | NOT A HOTEL COIN |
ティッカーシンボル | NAC |
総発行枚数 | 上限なし |
IEO販売総数 | 2,000,000 枚(総発行枚数の 80%) |
IEO販売総額 | 2,000,000,000 円 |
IEO販売価格 | 1,000円 / NAC |
申込単位 | 1口 = 10 NAC |
申込上限 | 25,000口 = 250,000 NAC |
公式ホームページ | https://dao.notahotel.com/ |
ホワイトペーパーURL | https://dao.notahotel.com/whitepaper |
公式X(旧Twitter) | https://twitter.com/notahotel_da |
NOT A HOTEL COIN(NAC)は、NOT A HOTEL DAO株式会社によって発行される仮想通貨(暗号資産)。IEOはGMOコインにて行われ、IEOにおける販売総数は総発行枚数の 80%となる2,000,000 枚を予定している。申込単位は1口=10NACであり、1NACの販売価格が1,000円であることから、手数料を合わせて10,500円からIEOに参加することが可能。最大で25,000口の申込が可能であり、手数料を含めると262,500,000 円が最大の申込金額となる。
NOT A HOTEL COIN(NAC)の特徴
NOT A HOTEL COIN(NAC)の特徴を2つ紹介する。
- 不動産を対象にしたRWAトークン
- NFTからプロジェクトが開始している
- IEOで購入した90%のNACがロックアップされる
不動産を対象にしたRWAトークン
NOT A HOTEL COINは、世界的な建築家やクリエイターが手掛けるハイエンドな別荘である不動産を裏付けの資産としたRWA(Real World Asset)トークン。RWAトークンとは、不動産をはじめ現実の商品や美術品の権利をブロックチェーン上で売買できるようにトークン化したものである。
NACをレンディングに出すことで保有者は、NOT A HOTELの別荘への宿泊権を得られる。また、宿泊時の付帯費用の支払いにもNACを使用することが可能だ。さらにNACの保有者はNOT A HOTELに関連する限定特典を享受できる。実際の資産を裏付けとしていることから価値が安定しやすく、ユーティリティ性があることから実用もしやすい仮想通貨といえる。
NFTからプロジェクトが開始している
NOT A HOTELは、仮想通貨のNACだけでなく、メンバーシップサービスとして利用されるNFTも募集していた。その際には開始20分で3憶円分のNFTが完売するほど資金が集まっている。このプロジェクトの基本的なコンセプトはブロックチェーン上で別荘に宿泊する権利を購入し、宿泊しない日はホテルのように貸し出すことで、宿泊しない期間も無駄にならない不動産運用ができる仕組みとなっている。
IEOで購入した90%のNACがロックアップされる
NOT A HOTEL COINでは、IEOで購入したNACを購入数量にかかわらず90%がロックアップされ、売却・送金ができなくなる。その後、毎月1日に15%ずつロックアップが解除され、購入したNACを動かせるようになる仕組みだ。IEOで購入した仮想通貨を初日や高値を更新したタイミングで売り抜けることができなくなっており、国内のIEOでは初めての試みである。上場後の価格推移にどのような影響を及ぼすのか注目したい。
NOT A HOTEL COIN(NAC)の今後の将来性
NOT A HOTEL COIN(NAC)の今後の将来性を見きわめるポイントを3つ紹介する。
- NFTの販売実績から資金調達は容易と考えられる
- 運営元の倒産などによって無価値になるリスクがある
NFTの販売実績から資金調達は容易と考えられる
NOT A HOTEL COINはNFTの販売実績があることから、IEOの資金も集まりやすいと考えられる。実際にNOT A HOTEL NFTは1つ125万円以上の富裕層向けの高額な投資商品であったが、3億円分のNFTを20分で完売しており、その2ヵ月後には40億円分の物件を完売している。
今回のNACは1口10,500円(手数料込み)で参加できることから、個人投資家にも広く参加のチャンスがある。注目のプロジェクトで多くの人数が参加すると考えられるため、資金調達は容易であると予測される。想定以上に資金が集まった場合は抽選倍率も大きく上昇し、IEOによる購入が難しい状況になる可能性もあるだろう。
また、レンディングに必要なNACの数量は高い物件で3,000NAC程度、安いもので500NAC程度となる。NACに宿泊権による実用性を持たせるためには、最低でも50万円以上は購入しなければならない計算になるため、申込金額が高くなりやすいプロジェクトである。これまでは富裕層をターゲットにしていたが、IEOをきっかけに個人投資家の参入によって、より資金調達が円滑に進むことが期待される。
運営元の倒産などによって無価値になるリスクがある
NOT A HOTEL COINは、不動産を裏付け資産とする安定性が高いとされる仮想通貨ではあるが、運営元の倒産などによってトークンが無価値になるリスクが存在する。NOT A HOTELはメンバーシップNFTの販売を開始した際には有効期限を47年に設定していたが、47年も会社が継続して運用できる保証はない。そして、不動産を47年運用すると考えれば、施設も老朽化するため不動産の価値が下落しやすい。また、不動産を裏付け資産とすることから、地震や火災などにより別荘が物理的に消失してしまうリスクもある。
ただし、NOT A HOTELでは毎年宿泊できる施設が増えているため、長期的に同様のペースで不動産が増加すればNOT A HOTEL COINが裏付けとする投資先が分散しやすい。不動産を裏付け資産とするリスクは、長期的に安定した運営が継続することを前提にするなら解消できる可能性がある。
NOT A HOTEL COIN(NAC)のIEOの参加方法
NOT A HOTEL COIN(NAC)のIEOへの参加方法は以下の通り。
- GMOコインの口座を開設する
- NACの申込金額を入金する
- GMOコインの特設ページでIEOに申し込む
NOT A HOTEL COIN(NAC)のIEOへの参加にはGMOコインの口座開設が必要だ。GMOコインでは、FCRコイン(FCR)のIEOを実施したこともあり、今後もIEOを開催する可能性があることから、IEOに興味があるなら開設しておきたい仮想通貨取引所の口座の一つである。
また、IEOのスケジュールは以下の通りである。
日付 | 時間 | 内容 |
---|---|---|
10月31日 | 11:00 | IEOの募集を開始 |
12月7日 | 8:59 | 申込締め切り |
12月7日 | メンテナンス後 | 当選者発表 |
12月13日 | 11:00 | 新規上場 |
12月13日 | 未定 | レンディング・宿泊予約の受付を開始 |
NOT A HOTEL COIN(NAC)を購入できる仮想通貨取引所
【新規上場前(10月31日~12月7日)】
NOT A HOTEL COIN(NAC)はGMOコインのIEOによる申込で購入可能だ。抽選の結果次第では購入できないことがあるため、理解した上でIEOに参加しよう。
【新規上場後(12月13日以降)】
NOT A HOTEL COIN(NAC)は、現状ではGMOコイン以外での取り扱いを予定していない。IEOで購入する場合も、新規上場後に購入する場合もGMOコインの口座開設が必須である。
GMOコイン
GMOインターネットのグループ会社が運営する。取引手数料だけでなく入出金手数料も無料となっており、コストの安さが特徴だ。
レバレッジ取引できる仮想通貨の種類が多く、つみたて暗号資産、貸暗号資産など仮想通貨の長期投資向けのサービスも広く提供していて、さまざまな投資スタイルに対応できる。
項目 | 概要 |
---|---|
取扱仮想通貨 | 27種類 |
手数料 | 販売所:無料、取引所:Maker-0.01%、Taker0.05% |
最低取引数量 | 販売所:0.00001BTC、取引所:0.0001BTC |
スマホ対応 | アプリ「暗号資産ウォレット」 |
セキュリティ | 2段階認証、ログイン通知、24時間監視、定期的な脆弱性診断など |
GMOコインのメリット
- 各種手数料が無料で利用しやすい
- 利率の高いレンディング(貸暗号資産)サービスを提供
- レバレッジ取引や自動売買など多様な注文方法に対応
GMOコインのデメリット
- レバレッジ取引では追証が発生することがある
- 取引の状況によってはスプレッドが広がりやすい
GMOコインの評判・口コミ
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GMOコインは、仮想通貨取引において信頼性が高い大手企業として、セキュリティやサポート体制が充実しており、初心者でも安心して利用できる点が良いところです。
★★★★★5点(30代・男性) -
良いところは取引に使用するアプリがシンプルなので使いやすい点とコインの種類が豊富にあることです。このアプリひとつで取引関連全てできるので楽ですし便利なのがいいなと感じました。
★★★★★4点(20代・女性) -
ビギナーに対しては少額から始められるのは良く、慣れて来た者からすれば色んな銘柄が試せることで収益の可能性が広がる。そんな挑戦の場になるのがプラス要素です。
★★★★★4点(30代・男性)
\オリコン顧客満足度NO.1/
最後に
NOT A HOTEL COIN(NAC)はGMOコインのIEO第2弾であり、国内のIEOでは初となる先行販売されたトークンの90%がロックアップされる上場例だ。IEOは2024年10月31日~12月7日まで申込できるため、プロジェクトに興味を持ったなら参加を検討しよう。
画像引用:GMOコイン、NOT A HOTEL