セムラー・サイエンティフィック、215BTC追加購入で保有量が合計1273BTCに
  • セムラー・サイエンティフィックは1770万ドルで215BTCを購入した。1BTCあたりの平均購入価格は8万2502ドルだった。
  • セムラーは新しい財務戦略を採用して以来、「ビットコイン利回り」37.3%を達成した。
  • 企業のビットコイン購入開示が相次いでいる。

セムラー・サイエンティフィック(Semler Scientific)は、ビットコイン(BTC)の保有量を1273BTCに増やした。現在のビットコイン価格が9万ドル(約1395万円、1ドル155円換算)弱であることから、約1億1400万ドル(約176億7000万円)に相当する。

同社は18日朝、11月15日までの10日間で1770万ドル(約274億3500万円)を投じて215BTCを取得したと発表した。1BTCあたり平均8万2502ドルとなる。この購入は、少なくとも一部がセムラーのアットザマーケット(ATM)プログラムの下での株式売却で調達された資金によるもので、これまでの調達額は合計2150万ドルに達している。

セムラーの総保有量1273BTCは8870万ドルで購入されており、1BTCあたりの平均価格は6万9682ドル。

同社は今回、「ビットコイン利回り(Bitcoin Yield)」を重要業績評価指標(KPI)として採用した。これは30万BTC以上を保有するマイケル・セイラー(Michael Saylor)氏のマイクロストラテジー(MicroStrategy)社が開発したもので、企業が株主にとって価値を高める形でビットコインを取得する能力を表している。

セムラー・サイエンティフィックのエリック・セムラー(Eric Semler)会長は、「今年第2四半期にビットコイン財務戦略を採用して以来、37.3%のビットコイン利回りを達成した」とし、「これは当社の利害関係者にとって大幅なビットコイン価値の増加を示していると考えている」と述べた。

セムラーの18日朝の発表は、メタプラネット、マラソン・デジタル(Marathon Digital)、そしてマイクロストラテジーによる更なる大規模購入に続く、この日4番目の企業によるビットコイン購入(または購入意向)開示となる。

セムラー・サイエンティフィックの株価はプレマーケット取引で2.4%上昇。昨夏にビットコイン購入を開始して以来、約33%上昇している。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Delphine Ducaruge /Unsplash
|原文:Semler Scientific Added 215 Bitcoin to Holdings, Bringing Stack to 1,273 BTC