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CyberConnectは分散型ソーシャルグラフであり、エコシステム内で使用される仮想通貨(暗号資産)がCYBER(サイバー)である。ソーシャルグラフとは、インターネット上における人間関係のことであり、SNSの普及によって発展したネットワークである。現在のソーシャルグラフはSNSを運営する特定の企業に依存していることから、万が一にもアカウントが削除されてしまうと関係性が消滅してしまう可能性がある。
CyberConnectでは企業に依存する現在のソーシャルグラフを個人の管理にすることによって、問題を解決するプロジェクトである。本記事では、CYBER(サイバー/CyberConnect)の特徴、チャート・価格推移、将来性、取扱取引所と買い方を解説する。
<記事のポイント>
- ブロックチェーン上においてSNS上の人間関係を管理できる
- OptimismのOP Stackを使用して構築される
- 分散型(Web3)SNSに関連する仮想通貨
- 日本ではbitbankで購入できる
CYBER(サイバー/CyberConnect)とは?
総発行枚数 | 100,000,000枚 |
トークン規格 | ERC-721 |
開発者 | Wilson Wei、Ryan Li、Zhimao Liu、Shiyu Zhang |
ICO募集開始 | 2023年5月18日 |
オフィシャルサイトURL | https://cyber.co/ |
ホワイトペーパーURL | https://docs.cyber.co/build-on-cyber/contract-deployment |
公式X(旧Twitter)URL | https://x.com/BuildOnCyber |
CyberConnectは、Wilson Wei(CEO)、Ryan Li(CTO)、Zhimao Liu(エンジニアリング担当副社長)、Shiyu Zhang(プロダクト責任者)の4名のチームによって開発された。2023年5月18日にCYBERのICOを開始し、総発行枚数の3%にあたる3,000,000 CYBERが売りに出されている。日本では2024年5月21日にバイナンスジャパンで初めて取り扱いを開始した。
CYBER(サイバー/CyberConnect)の特徴
CYBER(サイバー/CyberConnect)の特徴は以下の通り。
- ソーシャルグラフを自己管理できるシステム
- OptimismのOP Stackを使用して構築される
- ステーキングによって報酬が得られる
ソーシャルグラフを自己管理できるシステム
CyberConnectは、個人の外部ウォレットの接続を前提としたブロックチェーン上においてソーシャルグラフを自己管理できるシステムが特徴である。近年では中央サーバーを通じて管理するX(旧Twitter)、Instagramなどの従来のSNSとは異なるBluesky、Mastodon、Misskeyなどの分散型SNSが普及しつつある。これらのSNSで必ずしも現実における繋がりを持たず、形成される人間関係のことをソーシャルグラフと呼ぶ。
従来のSNSはアカウントの削除・凍結、またはSNS自体のサービス停止によって、ソーシャルグラフが失われるリスクを抱えている。CyberConnectではブロックチェーン上で管理するオンチェーンプロフィールを提供し、外部ウォレットにプロフィール情報を紐づけられる。ソーシャルグラフを自己管理できるシステムを構築することによって、現在のSNSにおける問題を解決することを目的としている。
OptimismのOP Stackを使用して構築される
CyberConnectは、Optimism(オプティミズム)のOP Stackを用いて構築されている。イーサリアム(ETH)の独自のレイヤー2ソリューションを構築するにあたって、OP Stackは基礎となるデータ構造を提供する。EVM(イーサリアム仮想マシン)との互換性もあるため、仮想通貨同士の相互運用性を確保できる点が魅力だ。仮想通貨のOptimismはCYBERを含めてbitbankでどちらも購入できる。
ステーキングによって報酬が得られる
CYBERはステーキングに対応しており、ステーキングによって報酬が得られる仕組みだ。CYBERをステーキングに出すと一定の年率で報酬を受け取れる。ステーキングはCyberConnectにウォレットの接続が必要になる。
CYBER(サイバー)のチャート・価格推移
CYBERは2023年8月に正式に上場した後に9月まで大きな高騰を見せるが下落。需給が落ち着いてから右肩上がりに上昇しているため、投機目的の買いがなくなった後も買われたことから、プロジェクトに対する期待値の高さを表している。2024年3月には上場後につけた最高値を更新。しかし、その後は下落が続いており、最高値の半額以下で推移している状態にある。
現状の価格推移は芳しくないが、プロジェクトに対する期待値の高さと上場して1年程度しか経っていないことから長い目で見たいところだ。過去の価格と比較すれば安値圏にあるため、長期的には買い時と見ることもできる。また、日本の仮想通貨取引所において、バイナンスジャパン、bitbankで取り扱いを開始していることから、今後は日本でも取引しやすくなっているため注目が高まる。
CYBER(サイバー/CyberConnect)の今後の将来性
CYBER(サイバー/CyberConnect)の今後の将来性に関するポイントは以下の通りだ。
- ソーシャルグラフの消滅に関する不安は多くの人が抱えている
- 分散型SNSが今後も普及していくかどうか
ソーシャルグラフの消滅への不安は多くの人が抱えている
SNS利用者が増加した現代において、ある日突然アカウントが使えなくなったことでSNS上で繋がっていた人間関係が消滅してしまうのではないかという不安は多くの人が抱えていることだろう。CyberConnectのプロジェクトの目的は、インターネットを利用する多くの人にとって共感性の高い問題であるといえる。よって、同様の不安を抱える人を中心にきっかけがあればCyberConnectが広まっていく可能性はある。
分散型SNSが今後も普及していくかどうか
CyberConnectの普及には従来のSNSではなく、分散型SNSが普及していくことが必要である。既存のSNSの改悪などを理由に分散型SNSへの移行が話題になることもあるが、全体で見ればごく一部にとどまっており、現状ではほとんどの人が既存のSNSを使い続ける選択をしている。そもそも分散型SNSに完全に移行すると、移行しない人に関しては既存のSNSで築いたソーシャルグラフが消滅する問題があるため本末転倒になりやすい。人々が既存のSNSから分散型SNSに移行するには材料が足りていない状態にあることから、分散型SNSの今後の展開、既存のSNSの今後の行動を注視したい。
CYBER(サイバー)を取り扱う仮想通貨取引所
仮想通貨CYBERを取り扱う国内仮想通貨取引所は以下の通り。
- bitbank
- バイナンスジャパン
海外取引所でも購入可能であるが、CoinDesk Japanでは、金融庁に登録された国内の仮想通貨取引所で暗号資産を購入することを推奨している。
bitbank(ビットバンク)
ビットバンク株式会社が運営する。取引所でアルトコインを売買できることが特徴的だ。2024年11月から信用取引サービスを開始している。
仮想通貨取引所として国内で初めて、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を取得した。
項目 | 概要 |
---|---|
取扱仮想通貨 | 40種類 |
手数料 | 販売所:無料 取引所:Maker-0.02%、Taker0.12%(一部銘柄を除く) |
最低取引数量 | 販売所:0.00000001 BTC、取引所:0.0001 BTC |
スマホ対応 | アプリあり |
セキュリティ | ISMS認証取得、コールドウォレットなど |
bitbank(ビットバンク)のメリット
- 様々なアルトコインを取引所で取引できる
- 現役トレーダーも絶賛するほど取引ツールが使いやすい
- 土日を含めて24時間リアルタイム入金が可能
bitbank(ビットバンク)のデメリット
- 出金に最大770円の手数料がかかる
- 取引量が少なく約定に不安がある
bitbank(ビットバンク)の評判・口コミ
-
国内取引所の中でも取り扱い通貨の種類が豊富で、主要なビットコインやイーサリアムだけでなく、アルトコインの取引も可能です。
★★★★★5点(30代・男性) -
他の業者では特にマイナーな種類のアルトコインに関しては販売所での取引になって手数料が高めになりがちですが、ビットバンクはそういった通貨でも取引所で売買ができるため、手数料が安く済む点がメリット
★★★★★4点(50代・男性) -
Web取引ツールが高機能なので、テクニカル分析して暗号通貨をトレードするには最適です。チャートが見やすくてテクニカル分析がしやすくなっていますので、かなり使い勝手が良いです。
★★★★★4点(40代・男性)
\アルトコインを取引所で取引するならbitbank!/
CYBER(サイバー)の買い方・購入方法
CYBERはbitbankで取り扱われているため、bitbankを例に買い方・購入方法を解説する。
- 口座を開設する
- 日本円を入金する
- CYBERを購入する
口座を開設する
bitbankでは公式サイトにアクセスして、以下の手続きによって口座開設できる。
- メールアドレスの登録
- 氏名など基本情報の入力
- 本人確認書類の提出
メールアドレスとマイナンバーカード、運転免許証などの本人確認書類を用意すれば、指示に従って情報を入力するだけで口座開設が完了し、最短の場合は即日で取引を開始できる。口座開設の手順について詳しい解説が欲しい場合は以下の記事も参考にして欲しい。
日本円を入金する
口座開設をした後には、CYBERの購入に必要な日本円を入金する。PCでのログインまたはアプリのメニューから「入金」を選択する。表示されたページから日本円を選択して、GMOあおぞら銀行・住信SBIネット銀行から入金する。bitbankでは銀行振込のみ入金を受け付けており、利用できる銀行が制限されているため注意が必要だ。また、入金手数料は無料となっているため、入金にコストはかからない。
CYBERを購入する
日本円を入金した後は、実際にCYBERを購入する。bitbankでは販売所形式と取引所形式の2種類の取引方法を用意しているが、コストを抑えて購入するなら取引所形式を利用するのが望ましい。アプリでは画面下部から販売所と取引所を切り替えられるためわかりやすい。販売所・取引所のいずれかを選択してCYBER(サイバー)をタップして「買う」を選択しよう。購入数量を指定して「購入確認」、「タップで購入」を選択して「SUCCESS!」と表示されれば、CYBERの購入が反映される。
最後に
CYBER(サイバー/CyberConnect)はソーシャルグラフに関連する仮想通貨であり、現在のSNSが抱える問題を解決できる可能性があるプロジェクトである。ステーキングに対応していることから長期保有に適しているため、今後の将来性を期待するなら保有を検討したい。
画像引用元:CyberConnect 公式サイト