- イーサリアムブロックチェーンへの拡大は、グラファンが新たなユーザー層を獲得し、ミーム発行のためにより高い流動性を活用し、暗号資産トレーダー間で知名度を向上させるのに役立つだろう。
- グラファンは独自に「フェア・カーブ」モデルを提供している。開発者らによると、このモデルはラグプルのリスクを最小限に抑えるという。
BNBチェーンベースのミームコイン発行プラットフォームであるグラファン(GraFun)は20日にイーサリアムネットワークに拡大する。プロジェクトの開発者らがCoinDeskに明かした。
グラファンは独自に「フェア・カーブ」モデルを提供している。開発者らによると、このモデルはラグプル(出口詐欺の一種)のリスクを最小限に抑え、価格操作を減らし、より公平なトークン発行を確保することで損失を被るユーザーを減らすものだという。ミームコイン大手のフロキ(Floki)がグラファンの40%以上を所有しており、他の支援者にはDWFラボ(DWF Labs)が含まれる。
グラファンはCoinDeskへのテレグラムメッセージで、「プラットフォームのデビューからわずか1カ月半で、すでに1万3600種類以上のミームコインがローンチされ、総取引高は4億3000万ドル(約667億円、1ドル155円換算)に達した」と指摘し、「1つのチェーンでのみ運営していたにもかかわらず、イーサリアム仮想マシン(EVM)互換チェーンの中で最高のパフォーマンスを示すミームコインローンチパッドとなった」と述べた。
イーサリアムブロックチェーンへの拡大は、グラファンが新たなユーザー層を獲得し、ミーム発行のためにより高い流動性を活用し、暗号資産トレーダー間で知名度を向上させるのに役立つだろう。
「フェア・カーブ」モデルを使用するミームコインローンチパッドの最も有名な事例は、こうしたモデルの先駆けとなったソラナブロックチェーンのパンプ(Pump)と、トロンブロックチェーンのサン・パンプ(Sun Pump)だ。
Pump.funは過去6カ月間だけで1億5000万ドル(約233億円)以上の手数料を稼ぎ出し、現在年間4億ドルの手数料を生み出すと予想されている。サン・パンプは8月の立ち上げ以来、540万ドルの手数料を稼いでいる。
|翻訳・編集:林理南
|画像:GraFun
|原文:Memecoin Launchpad GraFun Expands to Ethereum to Clinch New Users