JPモルガンがビットコインマイナーの評価を更新──サイファー、クリーンスパーク、MARAなどを引き上げ
  • JPモルガンは、サイファー・マイニングとクリーンスパークの格付けを「中立」から「オーバーウェイト」に引き上げ、MARAホールディングスも「アンダーウエイト」から「中立」に引き上げた。
  • また、IRENを「オーバーウェイト」から「中立」に引き下げた。
  • 同行によると、このセクターでは、マイニング事業、土地および電力ポートフォリオ、保有残高の各要素の評価に基づいた新しい評価フレームワークが使用されている。

ウォール街の大手JPモルガン(JPMorgan)は、第3四半期の決算とビットコイン(BTC)価格およびネットワークハッシュレートの最近の上昇を受けて、ビットコインマイニング銘柄の一部について強気の見方を強めたと12月10日の報告書で述べた。

同行は、サイファー・マイニング(Cipher Mining)とクリーンスパーク(CleanSpark)を「中立」から「オーバーウェイト」に引き上げた。また、サイファーの目標株価を新たに8ドルに引き上げ、クリーンスパークの目標株価も10.50ドルから17ドルに引き上げた。

また、MARAホールディングス(MARA Holdings)は「アンダーウエイト」から「中立」に格上げし、目標株価は12ドルから23ドルに引き上げられた。

同行はIRENを「オーバーウエイト」から「中立」に格下げしたが、目標株価は9.50ドルから15ドルに引き上げた。

また、ライオット・プラットフォームズ(Riot Platforms)の目標株価を9.50ドルから16ドルに引き上げ、「オーバーウエイト」の評価を維持した。

同行は、マイニング企業を対象に、各社のマイニング事業、それぞれの土地および電力ポートフォリオ、および各社の貸借対照表に保有する可能性のあるビットコインを反映した保有バランスを考慮した、新しいサム・オブ・ザ・パーツ(Sum of the Parts, SOTP)評価フレームワークを導入したと述べた。

サイファーは10日の取引開始直後に4%以上上昇し、クリーンスパークは約3.5%、MARAは2%以上、ライオットはほぼ2%、IRENは0.4%上昇した。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Bitcoin Miners Cipher, CleanSpark and MARA Upgraded at JPMorgan