アバランチ、2億5000万ドルを調達──レイヤー1ブロックチェーンを大規模刷新中
  • アバランチは、ギャラクシー・デジタル、ドラゴンフライ、パラファイ・キャピタルが主導するトークンセールで2億5000万ドルを調達した。
  • このセールは、アップグレード「アバランチ9000」がテストネット環境で稼働を開始した直後に行われた。

技術プラットフォームをアップグレード中のレイヤー1ブロックチェーンであるアバランチ(Avalanche)は、ギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)、ドラゴンフライ(Dragonfly)、パラファイ・キャピタル(ParaFi Capital)が主導するトークンセールで2億5000万ドル(約375億円、1ドル150円換算)を調達した。

40社以上の投資会社がこの取引に参加した。

今回のトークンセールは、このプロジェクトのアップグレード「アバランチ9000」がテストネット環境で稼働を開始した後に行われた。この刷新は、ネットワーク上でのトランザクション(取引)実行とバリデーター運用のコストを削減することを狙ったもので、アバランチブロックチェーン上でのアプリ構築を容易にすることが目標だ。12日の発表によると、このアップグレードによりデプロイコストが99%削減されるという。

アバランチブロックチェーンのネイティブトークンであるアバランチ(AVAX)は、トークンセールの発表以降4.95%上昇した。過去24時間では9.6%上昇している。暗号資産(仮想通貨)市場のベンチマークであるCoinDesk 20 Index(CD20)の上昇幅は同期間で2.48%。

DefiLlamaのデータによると、アバランチブロックチェーンの預かり資産(Total Value Locked:TVL)は16億ドル(約2400億円)で、全ブロックチェーンの中で10位。

|翻訳・編集:林理南
|画像:アバランチ創設者(CoinDesk)
|原文:Avalanche Raises $250M Amid Major Overhaul of Layer-1 Blockchain