- データによると、このプロジェクトは12月12日にも100万ドル分のLINKを購入しており、2日連続での購入となった。
- チェーンリンクは現在、イーサリアム、ビットコイン、テザーに次いで、ワールド・リバティ・ファイナンシャルにとって4番目に大きな保有資産となっている。
- LINKは13日アジア時間に30ドルに迫り、トークンの先物取引の建玉残高(OI)は8億6000万ドル超と、過去最高を記録した。
ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が支援するワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial)は、チェーンリンク(LINK)の保有量を増やした。
データによると、このプロジェクトは12月13日の深夜にさらに100万ドル(約1億5000万円、1ドル=150円換算)分のLINKを購入し、保有量を200万ドル分(約3億円)に増やした。さらに、アーベ(AAVE)を24万6000ドル(約3690万円)分購入し、トークンの保有総額は120万ドル(約1億8000万円)となった。
Trump's World Liberty(@worldlibertyfi) bought 37,052 $LINK($1M) at $27 and 685 $AAVE($246.7K) at $360 again.
— Lookonchain (@lookonchain) December 13, 2024
Since Nov 30, #WorldLiberty has spent:
30M $USDC to buy 8,105 $ETH at $3,701;
10M $USDC to buy 103 $cbBTC at $97,181;
2M $USDC to buy 78,387 $LINK at $25.5;
1.25M… pic.twitter.com/l9nnv9Ry94
LINKは現在、イーサリアム(ETH)、ビットコイン(BTC)、テザー(USDT)に次いで、ワールド・リバティ・ファイナンシャルで4番目に大きな保有銘柄となっている。
トランプ一族の支援を受けているワールド・リバティ・ファイナンシャルは、ユーザーが暗号資産(仮想通貨)の貸し借りを行ったり、流動性プールを作成したり、ステーブルコインで取引を行ったりできる統合プラットフォームだ。WLFIは、このプラットフォームのガバナンストークンとしての役割を果たす。
より広範な暗号資産エコシステムとの統合を強化するために、データプロバイダーであるチェーンリンク(Chainlink)のサービスを利用している。11月のレポートによると、チェーンリンクは重要な価格データとクロスチェーンの相互運用インフラを提供することで、このプラットフォームをサポートしている。
チェーンリンクはブロックチェーンとオフチェーンシステムを橋渡しし、スマートコントラクトに現実世界のデータ、外部API、その他のオフチェーンリソースへのアクセスを提供する。LINKは、オフチェーンデータの取得や準備、または計算の実行などのサービスに対するノードオペレーターへの報酬として使用される。
LINKに対する投資家の需要の一部は、チェーンリンクのオラクルサービスの有用性と採用に直接関連している。
そして、市場はトランプ氏が関連した購入に好意的に反応しており、LINKの価格は過去7日間で22%上昇した。このトークンはワールド・リバティ・ファイナンシャルがチェーンリンクを初めて採用して以来、130%以上上昇しており、2021年初頭以来の水準に達している。
LINKは13日アジア時間午前中に30ドルに迫り、トークンの先物取引の未決済建玉(OI)は8億6000万ドル(約1290億円)を超える記録的高値に急上昇した。
建玉は先物市場における未決済の契約の数を指す。価格の上昇と建玉の増加は、一般的に強気の兆候と見なされる。価格が上昇し続けるという期待に投資家が新たな資本を投じる意欲があることを示唆しているからだ。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:LINK Surges to 2021 Levels as Trump’s World Liberty Buys More Chainlink Tokens