2025年に創刊100周年を迎える月刊誌「JTB時刻表」は、記念キャンペーンの一環としてスタートした「JTB時刻表ファン倶楽部」にNFTを活用したマーケティングソリューションを導入する。ソリューションを提供するMarbull Xが1月10日に発表した。
JTB時刻表は、鉄道を中心に全国約900社の最新交通情報を網羅。大正14年(1925)4月に鉄道省運輸局編纂『汽車時間表』として創刊され、2025年に100年を迎える。
出版するJTBパブリッシングは「JTB時刻表100周年キャンペーン」の一環として、「JTB時刻表ファン倶楽部」をスタートさせた。同倶楽部では、「創刊100周年記念号」の特集ページにオフィシャルサポーターとなった読者の名前を掲載したり、限定列車に乗車できるオリジナルツアーの実施、昔の時刻表の一部を限定NFTとして配布などを行う予定だ。
Marbull Xが提供するNFTのワンストップソリューション「Marbullコネクト」は、同倶楽部の構築・運営に活用される。
「Marbullコネクト」はリリースによると、企業/店舗がNFTを活用したキャンペーンやPoCをスピーディーに開始できるSaaSソリューション。実際に「JTB時刻表ファン倶楽部」に入会し、登録証を発行してみたところ、ブロックチェーン技術を使っていることを感じさせることはなかった。
なおMarbullコネクトは、基盤技術にNTT Digitalが提供する「scramberry WALLET SUITE」を採用し、信頼性の高いサービスの提供を目指しているという。
|文:coindesk JAPAN編集部
|画像:「JTB時刻表ファン倶楽部」の会員証