メタプラネット、「Bitcoin Magazine Japan」のローンチ発表

ビットコイン(BTC)保有戦略を進めるメタプラネットは1月14日、Bitcoin Magazine(ビットコイン・マガジン)の日本版となる「Bitcoin Magazine Japan」の立ち上げを発表した。同社は日本におけるビットコインの普及を目的に、100万人の日本人ユーザー誘導を目指すとしている。

Bitcoin Magazineは2015年にBTC Inc.に買収された暗号資産(仮想通貨)専門メディアだ。イーサリアム(Ethereum)創設者のヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏が初期に執筆に関わったことでも知られ、ビットコインの技術解説から業界動向まで幅広い記事を提供してきた。業界では「ビットコインのバイブル」と称され、「Bitcoin 2024」などの大規模カンファレンスも主催している。

メタプラネットは昨年11月に、「Bitcoin Magazine Japan」の運営権を正式取得したと発表していた。

Bitcoin Magazine Japanは、ビットコインに関する専門家による分析やジャーナリズム記事を日本語で提供する。また、ビットコインの購入、保管、利用に関する実践的なガイドラインの発信や、国内外のビットコインコミュニティの紹介なども行うという。

運営体制については、メタプラネットのサイモン・ゲロヴィッチ社長が統括し、コンテンツ制作、デジタル戦略、成長戦略の各部門に専門家を配置する体制を構築。特に日本人ユーザー向けにカスタマイズされたコンテンツの提供に注力するとしている。

なお、同社の現在のビットコイン保有量は1761.98BTCに達している。BitcoinTreasuries(ビットコイントレジャリーズ)の集計によると、この保有量は世界の企業・機関投資家の中で第15位に位置する。

|文:栃山直樹
|画像:サイモン・ゲロヴィッチCEO(撮影:Yossy)