- アップビット(Upbit)は、マネーロンダリング義務違反で制裁を受け、最大6カ月間、新規顧客関連業務を禁止される可能性がある。
- 「新規顧客が一定期間、暗号資産(仮想通貨)を取引所外に移転することを実質的に制限」することになるとアップビットは現地メディアの毎日経済新聞に語った。
韓国最大の暗号資産取引所アップビットは、現地メディアの毎日経済新聞によると、マネーロンダリングと顧客確認(KYC)義務を遵守していないとして、同国で制裁を受ける可能性がある。
アップビットは先週、金融委員会(FSC)が管轄する金融情報分析院(FIU)から制裁措置の通知を受けたと報じられた。制裁が確定されれば、最大6カ月間、新規顧客関連業務を禁止される可能性がある。
「新規顧客が一定期間、暗号資産を取引所外に移転することを実質的に制限」することになるとアップビットは同紙に述べている。
CoinDeskはアップビットと金融委員会にコメントを求めている。
アップビットは、20日までに制裁に関する意見書を金融情報分析院に提出。同院はその後、制裁を検討する。
韓国政府は、ステーブルコインを発行していたテラ(Terra)の破綻を受け、2022年に取引所の監視を強化すると述べ、規制当局に徹底的な監督を求めている。
|翻訳:CoinDesk JAPAN編集部
|編集:橋本祐樹
|画像:Planet Volumes / Unsplash
|原文:Upbit, South Korea’s Largest Crypto Exchange, May Face Sanctions in the Country: Report