野村HD出資のKomainu、ビットコインで約116億円調達──アダム・バック氏が取締役就任
  • KomainuはBlockstream Capital Partnersからビットコインで7500万ドルを調達した。
  • これにより、KomainuのシリーズBの資金調達が完了。資金は国際展開に使用される。
  • BlockstreamのCEO兼共同創設者Adam Back(アダム・バック)氏がKomainuの取締役に就任する。

野村ホールディングス(野村HD)、Ledger、Coinsharesの合弁会社で暗号資産(仮想通貨)カストディを手がけるKomainuは、Blockstream Capital Partnersからの戦略的投資で7500万ドル(約116億円、1ドル155円換算)を調達した。Komatsuが1月16日に発表した。

資金調達は、ビットコイン(BTC)で行われた。

Komainuは、Blockstreamから受け取ったビットコインを運用するために、独自のビットコイントレジャリーを設立する予定という。

投資は、Komainuの戦略的成長計画の推進と、Blockstreamの技術の採用とインテグレーションに使用されるとしている。

BlockstreamのLiquid Networkを使用することで、Komainuは取引所外での取引における証拠金と決済時間を大幅に短縮することが可能になる。

また、Blockstreamの経営陣であるAdam Back(アダム・バック)氏、PeterPaul Pardi(ピーターポール・パルディ)氏、ニコラス・ブランド(Nicolas Brand)氏がKomainuの取締役会に参加する。

「KomainuがBlockstreamのさまざまな技術を採用し、機関投資家向けサービスを強化することをうれしく思う」と、BlockstreamのCEO兼共同創設者アダム・バック氏はリリースで述べている。

「これはビットコイン関連の技術とアプリケーションの根本的な正当性を証明するものであり、機関投資家向け分野への初めての参入になる」と同氏は続けた。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:アダム・バック氏(撮影:多田圭佑)
|原文:Nomura-Backed Komainu Receives $75M Bitcoin Investment From Blockstream Capital