楽天グループ、J1リーグ「ヴィッセル神戸」開幕戦チケットをNFTで販売

楽天チケットは、2月15日に開催される「ヴィッセル神戸」2025シーズン開幕戦の対「浦和レッズ」戦のチケットの一部をNFTチケットとして1月20日に販売開始した。

楽天グループが17日に発表したリリースによると、NFTチケットは、ブロックチェーン技術を活用したデジタルチケット。楽天チケットは安全性の高い次世代チケットプラットフォームの構築を目指しており、今回の取り組みはその一環という。

今回は、ピッチ間近のメインスタンド前の特別シート「THE PITCH」とメインスタンド中央部のシートの最上級シート「ヴィッセルシート」の一部をNFTチケットで販売している。

〈メインスタンド前の特別シート「THE PITCH」:リリースより〉

さらに、2次流通の際、購入者は自身で販売価格を設定できるほか、2次流通期間終了後も楽天グループが運営するNFTプラットフォーム「Rakuten NFT」のマイコレクションで保有することができるという。

楽天チケットは、将来的にはスポーツイベントだけでなく、音楽などのエンターテインメント分野でもNFTチケットの活用を検討しており、安全で透明性の高い取引環境を提供することで、公正な2次流通市場の構築を目指すとしている。

楽天ヴィッセル神戸の代表取締役社長、千布(ちふ)勇気氏は「この取り組みを通じて、チケットの透明性や安全性を高めるだけでなく、リセール市場における課題解決にも寄与できると考えています」「スポーツとテクノロジーの融合を推進し、Jリーグ全体の発展にも貢献してまいります」と述べている。

|文:橋本祐樹
|画像:Shutterstock