暗号資産(仮想通貨)取引所のGMOコインは2024年12月の取引ランキングを発表し、エックス・アール・ピー(XRP)が「販売所」「取引所(現物取引)」の両部門で首位となった。
GMOコインは、同月にトランプ次期大統領がSEC次期委員長に暗号資産推進派として知られるポール・アトキンス氏を指名する意向を示したことにより、SECとリップル社の係争に進展の兆しが見えたことが価格上昇の要因としている。
エックス・アール・ピーの勢いは2025年に入っても継続している。1月17日には2018年以来初めて3ドル(約470円、1ドル=156円換算)を突破。これは、トランプ氏が「ソラナ、USDC、エックス・アール・ピーなど、アメリカで設立されたデジタルコインを優先するアメリカ・ファースト戦略準備金」に前向きとの未確認報道を受けたものだ。
さらに、リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOが1月初旬にトランプ次期大統領と会談を行ったことで、次期政権への影響力強化への期待が高まっている。
なお、GMOコインのIEO第2弾「NOT A HOTEL COIN(NAC)」が初登場で10位にランクインしている。
|文:栃山直樹
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