LINEヤフーのグループ会社LINE NEXTは1月22日、LINEメッセンジャーを基盤としたミニDapp（分散型アプリケーション）およびDappポータル（Dapp PORTAL）のリリースを発表した。
同メッセンジャー内でWeb3サービスにアクセスでき、リワードの受け取りやトークンの取引が可能となる。同日時点でリリースされたミニDappは、人気サッカー漫画「キャプテン翼」を題材にしたゲーム「Captain Tsubasa -RIVALS- on LINE」など32本。同社は、2025年内に1000本以上の提供を目指している。
ソーシャルメディアやメッセージアプリのWeb3展開が加速するなか、同社は先月、Web3開発者支援プログラム「Kaia WAVE」を通じて選定されたプロジェクトを第一弾として公開すると発表していた。
ミニDappはKAIAエコシステムを基盤とし、専用アプリをインストールすることなく、LINEメッセンジャー内で手軽にWeb3を体験できることが特徴。Dappポータルから、ゲーム、ソーシャルメディア、コンテンツといったカテゴリのミニDappを簡単に探して利用できる。各ミニDappのLINE公式アカウントから個別にアクセスすることも可能だ。
さらに同社は、LINEメッセンジャーのホームタブの中に、Dappポータルへの導線を追加する予定としている。
LINEメッセンジャーに連携されたウォレットを活用することで、各Dappの利用に対してリワードを獲得したり、トークンやNFTを取引したりすることもできる。
同社CEOのコ・ヨンス氏は「Web3サービスを普及させるためには、そのアクセスのしやすさと使いやすさが非常に重要です。LINEメッセンジャーを基盤とするDapp Portal及びMini Dappは、アジアにおける最初の大規模なWeb3サービス提供事例となることを期待しています」と述べている。
｜文：橋本祐樹
｜画像：リリースから
