- ワールド・リバティ・ファイナンシャルは23日に980万ドル相当のラップド・ビットコインを追加購入した。
- 265万ドル相当のトロンも購入した。
- この動きは、WLFIトークンの販売が完了に近づく中で行われた。残っているトークン販売割り当ては10%未満だ。
- このプロジェクトはトークン販売を通じて合計11億ドルを調達した。
ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領に関連する分散型金融(DeFi)プロジェクトであるワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial)は、260万ドル相当のトロン(TRX)を追加購入した。オンチェーンデータで判明した。
このプロジェクトまた、23日に980万ドル相当のラップド・ビットコイン(WBTC)を購入した。
アーカム(Arkham)によると、ワールド・リバティ・ファイナンシャルは現在、3億5500万ドル(約550億円、1ドル155円換算)相当の暗号資産(仮想通貨)を保有している。これには、1億8100万ドル相当のイーサリアム(ETH)、5600万ドル相当のラップド・ビットコイン、3200万ドル相当のステークド・イーサリアム(STETH)、1000万ドル相当のトロンが含まれる。
今回の購入は、このプロジェクトの独自トークンであるWLFIの販売が最終段階に入り、総発行量250億枚のうち残り24億枚のみが残っている中で行われた。9月に販売が開始されて以来、合計11億ドル(約1705億円)を調達している。
活動の増加は、アメリカの新政権による暗号資産に好意的な姿勢から刺激を受けている。これに関し、米証券取引委員会(SEC)のゲイリー・ゲンスラー(Gary Gensler)委員長の退任後に規制の大幅な見直しが計画されている。
トロン(Tron)の創設者であるジャスティン・サン(Justin Sun)氏はCoinDeskに送った声明で、「トランプ政権の暗号資産に好意的な姿勢が、イノベーションを促進し金融包摂を推進する政策やイニシアチブを鼓舞・発展させ、より広い層が暗号資産にアクセスできるようになることを楽しみにしている」と述べた。同氏は11月に3000万ドル(約465億円)相当のWLFIトークンを購入している。
|翻訳・編集:林理南
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|原文:Trump-Linked World Liberty Financial Buys $2.6M TRX and $10M WBTC