21シェアーズ、ドージコインETF競争に参戦
  • 21シェアーズは、ビットワイズとグレイスケールに続き、米国でドージコイン現物ETFの導入を申請。
  • 21シェアーズは、ドージコイン財団の企業部門であるハウス・オブ・ドージと提携し、ETFのプロモーション支援を受ける。

ドージコイン(DOGE)現物ETF(上場投資信託)を米国市場に導入する動きには、現在、暗号資産(仮想通貨)に特化した資産運用会社3社が参加しており、21シェアーズ(21Shares)がビットワイズ(Bitwise)とグレイスケール(Grayscale)に加わることになった。

スイスに拠点を置く21シェアーズは10日、米証券取引委員会(SEC)に最初の「S-1」申請書を提出した。

同ETFは、21シェアーズとコインベース(Coinbase)が管理する。管理手数料、ティッカーシンボル、上場する証券取引所はまだ発表されていない。最終的にどの取引所に上場するにせよ、SECに「19b-4」書類を提出する必要があり、これにより正式な申請となり、規制当局に決定期限が設定される。

この申請の一環として、21シェアーズはドージコイン財団(Dogecoin Foundation)の企業部門であるハウス・オブ・ドージ(House of Doge)と提携し、同ETFのマーケティング支援を受けることになった。

ドージコインETFが承認されれば、ジョークとして作られた暗号資産であるミームコインを追跡する初のETFとなる。だが、ドージコインは長年にわたり、それ以上の進化を遂げ、イーロン・マスク(Elon Musk)氏が率いる政府の最新の取り組み「政府効率化省(D.O.G.E)」の名称のインスピレーションとなった。

ドージコインは現在、時価総額230億ドル(約3兆3100億円、1ドル144円換算)で、世界で9番目に規模の大きい暗号資産だ。

|翻訳・編集:廣瀬優香
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|原文:Dogecoin ETF Race Joined by 21Shares