LINE Payとメルペイが提携。決済戦争で激化するデータ戦線

モバイル決済プレイヤーが国内で乱立する中、LINE PayとメルペイはQRコード決済で提携を結んだ。

今回の合意により、二社は加盟店を相互開放し、それぞれのユーザーが利用できるようにする。3月27日の発表文によると、LINE Payとメルペイは今後さらに加盟店アライアンスを広げていく。

「モバイル決済は大きな収益が期待される事業ではないが、プレイヤーは当面の間、ユーザーベースを広げて、データ量を増大させていくだろう。プラットフォーマーと呼ばれる企業は、決済データを蓄積・分析することで、他の事業の拡大につなげていく」と、ニッセイ基礎研究所のチーフエコノミスト・矢嶋康次氏は話す。

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モバイル決済市場は昨年から新規参入の動きが激しくなってきている。2018年6月、ソフトバンクとヤフーがインド最大の決済サービスPaytmと連携してPayPayを設立すると、10月にはQRコード決済サービスを始めた。みずほフィナンシャルグループも後発ではあるが、3月1日からQRコード決済サービス「J-Coin Pay」を開始。

LINE Payとメルペイはアライアンスを結ぶことで、加盟店の規模を一気に拡大させ、ユーザー数とQRコード決済の利用頻度を増加させる。今回の提携で、事業者はLINE Payまたはメルペイのいずれかの決済方法を導入すれば、両サービスのユーザーの利用を見込むことができる。

国内ではサービスが乱立したことで加盟店の負担は増え、ユーザーにとってはその複雑さがキャッシュレス化におけるハードルになっていると、メルカリは提携の背景を説明している。

文・編集:佐藤茂
写真:LINE Pay・メルペイ提携発表会(メルペイ提供)

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