サンフランシスコに拠点を置く仮想通貨取引所コインベース(Coinbase)は2019年2月5日(現地時間)、EUと欧州自由貿易連合(EFTA)の域内の顧客を対象に、ペイパル(PayPal)での出金サービスを開始したと発表した。
コインベースのヨーロッパの顧客はこれまで、単一ユーロ決済圏(SEPA)かイギリスの決済スキームFaster Payments (FPS)でしか出金できなかった。
今後、EU加盟国28カ国とEFTA加盟国4カ国(アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、スイス)の計32カ国のコインベースユーザーは、現金をPayPalで引き出せるようになる。具体的には、PayPalとコインベースのアカウントを連携すると、出金の際にPayPalを選択できるようになる。
コインベースによると、今後、PayPal出金エリアを順次広げていくという。
コインベースは2016年6月、PayPalでの出金サービスを開始。その後、技術上の問題でサービスを一時停止し、2018年12月、アメリカの顧客向けに再開した。
翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:佐藤茂、浦上早苗
写真: Coinbase image via Shutterstock
原文:Coinbase Extends PayPal Withdrawal Option to 32 European Countries