マイナンバーカードを取得し、所定の手続きをすると、該当のキャッシュレス決済サービスで利用できるポイントなどが付与される「マイナポイント事業」が2020年9月に始まるのに先立ち、総務省はキャッシュレス決済サービスの登録状況を公表、19社がキャッシュレス決済事業者として登録されたことが明らかになった。
PayPayボーナスやdポイント、au PAY 残高といった大手キャリアによるポイントはもちろん、FamiPay、nanacoポイント、WAONといった小売・流通系、EdyやLINE ポイント、メルペイポイントなど大手IT企業によるポイント、J-Coin Pay、りそなマイナポイントといった金融系が名を連ねている。SuicaのJRE POINTも含まれている。
ポイント25%付与、マイナンバーカードとマイキーIDが必要
この「マイナポイント事業」では、キャッシュレスでチャージしたり買い物したりすると、マイナポイント25%が付与される。上限は5,000円分だ。
申し込むためには、マイナンバーカードとマイキーIDが必要で、マイポイントの申し込みは2020年7月からという。このとき、利用者自身が好きなキャッシュレス決済サービスを選べる。
期間は2020年9月1日から2021年3月31日までで、マイナポイントの取得や利用が可能だ。このほど発表された19事業者は次の通り(2月19日現在)。
決済サービス名/付与ポイント名(決済事業者名)
FamiPay/FamiPay(ファミマデジタルワン)
メルペイ/メルペイ ポイント(メルペイ)
ほろかマネーサービス/ほろかポイント(東城町商工会)
Suica/JRE POINT(東日本旅客鉄道)
au PAY/au PAY 残高(KDDI)
d払い/dポイント(NTTドコモ)
電子マネーゆめか/ゆめかチャージ(ゆめカード)
J-Coin Pay/J-Coin Pay(みずほ銀行)
CoGCa(コジカ)/CoGCa残高(エス・ビー・システムズ)
りそなウォレットサービス/りそなマイナポイント(仮称)(りそな銀行)
PayPay/PayPayボーナス(PayPay)
りそなウォレットサービス/りそなマイナポイント(仮称)(関西みらい銀行)
nanaco /nanacoポイント(セブン・カードサービス)
LINE Pay/LINEポイント(LINE Pay)
WAON/WAON(イオンリテール)
楽天ペイ(アプリ決済)/ 楽天ポイント(楽天ペイメント)
Bibica/Bibica(大賀薬局)
りそなウォレットサービス/りそなマイナポイント(仮称)(埼玉りそな銀行)
くまモンのICカード/ くまモンのICカードポイント(肥銀カード)
楽天Edy/Edy(楽天Edy)
ナギフトマネー/ナギフトポイント(なぎポスト)
FKDハイカード電子マネーサービス/福田屋百貨店ポイント(福田屋百貨店)
オレボポイントカード/オレボポイント(大津屋)
※決済事業者番号順
キャッシュレス決済事業者の登録申請は3月末までといい、今後増える可能性がある。
文・編集:濱田 優
画像:マイナポイント Webサイトより