暗号資産(仮想通貨)データ企業グラスノード(Glassnode)のデータによると、ビットコインは長期的な強気相場に向かっている可能性がある。
- 現在、「含み益」が出ているビットコインの割合は87%。
- これは以前に長期的な強気相場が始まった時の値に近い。
- 2016年10月には90%以上を記録。この時、ビットコインは2016年8月の安値470ドルから2017年第1四半期に1100ドルを超えた。
- 2017年12月に2万ドルの史上最高値を記録。その間、数字はおおむね80~99%で推移。
- 「歴史的に90%以上の数字は明らかな強気相場を示している」(グラスノード)
- さらに遡ると、2013年1月には90%を大きく超えた。4月中旬にはビットコインは250ドル付近の高値を記録。
- 同年11月中旬、1000ドルを超える記録的な高値に上昇した時も同様の値が見られた。
90%が重要な目安
歴史が繰り返すなら、ビットコインはこの数値が90%を超えた時、大幅な強気相場になると言える。
- ビットコインは1万ドルが強い抵抗線に。
- 現在、9900ドル付近で取引。
- 価格は過去3カ月でおよび150%上昇し、含み益の割合も43%から87%に。
- この指標は、ビットコイン価格の高値と安値を見極めることに役立つだろう。
- 40%付近では弱気相場の底と、95%を超える時は相場の天井と一致。
翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸、佐藤茂
写真:Glassnode
原文:Another Data Point Suggests Bitcoin Close to Prolonged Bull Market