シカゴ取引所のビットコインオプション、急増した6月以来伸び悩む

シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のビットコインオプションの取引は、急増した6月以降、伸び悩んでいる。

ビットコインオプションの建玉(未決済の契約総数)は現時点で1億6700万ドルで、7月初めから10%増加しているが、暗号資産デリバティブ調査会社スキュー(Skew)によると、7月17日のCMEでのビットコインオプション取引高は同日の取引総額の0.2%に満たなかったという。

同日にビットコインオプション取引高の93%を占めたデリビット(Deribit)の建玉は7月、約30%増加して11億ドルに達した。6月の13億ドルからは減少した。

年初からのCMEでのビットコインオプションの建玉
出典:Skew, CoinDesk Research

CMEのビットコインオプション市場は、ビットコイン先物市場が記録的な成長を見せるなか、5月から6月にかけての30日間で10倍に成長した。

ビットコイン(BTC)はCMEグループで取引されている唯一の暗号資産。同取引所は今のところ、他の暗号資産を加える予定はない。

翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸、佐藤茂
画像:Skew, CoinDesk Research
原文:CME Bitcoin Options Flatline After Record Growth in June