Zホールディングス(ZHD)の関連会社で、国内の暗号資産(仮想通貨)交換業を手がけるTaoTao(タオタオ)は、同業界世界大手のバイナンスと進めてきた戦略的提携に向けた協議を終了したと発表した。
TaoTaoは今年1月にバイナンス(Binance)との交渉を開始。バイナンスの暗号資産取引の技術と運営ノウハウを取り入れ、世界大手取引所とのパートナーシップを通じて国内事業の拡大を画策していた。
交渉は合意に至らず、提携は断念したとTaoTaoは10月5日付の発表文で述べている。
TaoTaoは2019年5月に仮想通貨取引所「TAOTAO」をスタートさせた。同社は、取引や通貨の種類を広げる施策を続けながら、ブロックチェーンを基盤とするSTO(セキュリティートークンオファリング=デジタル化、トークン化した証券を発行して、資金を調達する方法)に関連した事業展開を視野に入れるとしている。
編集:佐藤茂
写真:CoinDesk Japan