米暗号資産取引所大手コインベース(Coinbase)のブライアン・アームストロング(Brian Armstrong)CEOは、ビットコインが最高値を更新するなか、新規参入者に対して、暗号資産投資に伴うリスクを改めて訴えた。
アームストロングCEOは12月16日、同氏とコインベースは「市場に対して長期的な視点」を持っているが、ビットコイン投資は「リスクがないわけではない」と自身のブログに投稿した。
「我々は暗号資産への関心が高まっていることに興奮しているが、取引が増えていることだけでなく、価格のボラティリティも高まっていることを指摘することも重要だ。暗号資産市場は、株式市場よりもはるかに早く、どちらの方向にも動く可能性がある」とアームストロングCEOはブログに記した。
同氏はまた、短期的な投機に注力している可能性のある投資家に注意を促し、顧客に対して金融の専門家に相談することを勧めた。
さらに、ビットコインのボラティリティの大きさを利用しようとするトレーダーが急増し、取引所の処理が遅延することにも触れた。
「ときに失敗することがあるかもしれないが、我々は常に課題に取り組み、お客様が安心して口座を管理し、十分な情報に基づいた取引を行うために必要な情報を透明性を持って伝えていく」とアームストロングCEOは述べた。
翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸、佐藤茂
画像:アームストロングCEO(CoinDesk archives)
原文:Coinbase CEO Pens Words of Caution to Crypto Newcomers