分散型取引所(DEX)の取引高、過去最高を更新──1月は約5.9兆円

分散型取引所(DEX)の取引高は1月、558億ドル(約5兆8500億円)に達し、過去最高となった。昨年9月に記録したこれまでの最高額の260億ドルを大幅に上回った。デューン・アナリティクス(Dune Analytics)のデータでわかった。

「トレーダーは暗号資産市場から発生する取引環境を好み、取引高の増加につながった。流動性とユーザー体験が向上し、中央集権型取引所に匹敵するようになるなか、今後の成長が期待できる」とデータサイト、メッサーリ(Messari)のDeFi(分散型金融)アナリストのジャック・パーディ(Jack Purdy)氏は述べる。

ユニスワップ(Uniswap)は全取引高の45%以上を占め、1月の取引高は259億ドルとなった。ユニスワップのライバルであるスシスワップ(Sushiswap)は22%近くを占め、取引高は122億ドル。

グノーシス(Gnosis)とDDEXはマイナス成長となり、両取引所とも取引高は12月から10%以上の減少した。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:Dune Analytics, CoinGecko, CoinDesk Research
|原文:Decentralized Exchange Volumes Hit Record Above $50B in January