【2024年】暗号資産(仮想通貨)取引所の「手数料重視型」おすすめランキング

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暗号資産(仮想通貨)の取引所を選ぶ際、手数料の安さは大きな判断材料の一つだ。手数料の安さだけではなく、取り扱い銘柄の多さや取引所サイトやアプリの使いやすさ、取引所の運営実績なども加味し、総合的に判断すべきではあるが、リターンに関わってくるため、かなり重要視していい。

この記事では手数料の安さにウエートと置きつつ、ほかの強みについても考慮した上で、暗号資産取引所の「手数料重視型」ランキングを紹介していく。

暗号資産取引所における「手数料」とは?

そもそも暗号資産取引所にはどのような「手数料」があるのか、まず説明しておこう。

手数料の種類は取引手数料だけではなく、入金手数料や出金手数料、送金手数料などがあり、取引所や手数料によって有料の場合と無料の場合がある。取引手数料は取引する暗号資産によって異なるケースが出てくる。

「手数料の安さ+α(強み)」で使う取引所を決めよう

冒頭でも少し触れたが、安さだけで取引所を選ぶと、のちのち後悔する可能性も少なくない。手数料は安いが取り扱い通貨が少ない──。手数料は安いがアプリが使いにくい──。こうしたように感じるかもしれないからだ。

複数の暗号資産取引所に取引口座を開設してもいいが、取引口座を複数持つと管理が大変になる。もちろん、慣れてきて複数の取引所に口座を持ち、それぞれの強みを生かして使い分けるのも良いが、最初に取引口座を持つ暗号資産取引所は手数料の安さを含めて総合的に判断するのが賢明だ。

「手数料重視型ランキング」TOP5を紹介

それでは手数料重視型の暗号資産取引所ランキングを紹介していこう。取引手数料と送金手数料は、原則としてビットコインのケースを想定して示す。また手数料の額は変わるケースがあるので、最新情報は各取引所の公式サイトで確認するようにしてほしい。

1位:DMM Bitcoin(DMMビットコイン)

DMM Bitcoin手数料の多くが無料で設定されているほか、取り扱う仮想通貨が多いことで知られている。取引ツールやアプリの使いやすさでも定評があり、暗号資産の取引の初心者でも安心して使うことができる。

「手数料の多くが無料」と書いたのは、スプレッドを気にしないで注文を成立させる「BitMatch機能」などでは手数料が発生するからだ。ただし、大半のことは無料で可能となっている。

取引手数料無料(※BitMatch取引手数料を除く)
入金手数料無料
出金手数料無料
送金手数料無料
強み取り扱い仮想通貨が多い
取引ツールが使いやすい

2位:Coincheck(コインチェック)

暗号資産取引所といえばCoincheck(コインチェック)を思い浮かべる人は多いはずだ。日本における暗号資産取引の先駆者といえ、手数料の安さもさることながら、セキュリティなどにも強みがあり、そのほか業界をリードしながら新たな事業やサービスの展開に挑戦し続けていることにも着目したい。

取引ツールやアプリのUI/UX(ユーザーインターフェース/ユーザーエクスペリエンス)も高い評価を得ており、どの取引所で口座開設するか迷ったら、Coincheckは検討に値する取引所だと言えよう。

取引手数料無料(BTC)
入金手数料0〜1,018円(※入金方法によって差がある)
出金手数料407 円
送金手数料0.0005BTC
強み高い知名度
セキュリティの高さ
UI/UXが高評価
取り扱い銘柄多数

3位:GMOコイン

GMOコインは各種手数料のほとんどが無料となっている。取引手数料は格安で、日本円の入出金に関しては、「即時入金」サービスを使えば入金は無料で、出金の場合は日本円の大口出金を除けば手数料はかからない。

暗号資産の取り扱い銘柄数は国内最大規模で、「ワンコイン積み立て」もGMOコインが選ばれる理由の1つだ。強固なセキュリティ体制を築いており、この点も評価してランキング3位に決めた。

取引手数料Maker:-0.01%/Taker:0.05%
入金手数料無料
出金手数料無料(大口出金は400円)
送金手数料無料
強み取引手数料が格安
強固なセキュリティ体制
取り扱い銘柄多数
※「Maker」とは指値注文を出していた取引参加者のこと、「Taker」とはその相手方となる注文を発注した取引参加者のこと

4位:bitFlyer(ビットフライヤー)

bitFlyerの場合は手数料の面では1〜3位の取引所には見劣りするものの、運営実績のほか、ビットコイン取引量で6年連続1位(国内暗号資産交換業者における2016〜2021年の年間出来高)を謳っていることなどは注目に値する。

業界で最も長い「ハッキングゼロ」の実績があり、公式サイトによれば7年以上、ハッキングの被害に遭っていない。ビットコインは1円から購入でき、口座開設も簡単で最短10分で完了することも特筆すべき点と言えるだろう。

取引手数料約定数量 ×0.01~0.15%
入金手数料0〜330円
出金手数料220〜770円
送金手数料0.0004BTC
強み業界最長の「ハッキングゼロ」実績
ビットコイン取引で信頼感◎

5位:SBI VC Trade(SBI VCトレード)

日本有数の金融関連企業であるSBIホールディングスの傘下で運営されているのが、SBI VC Tradeだ。手数料は「入金手数料」「出金手数料」「送金手数料」がいずれも無料となっており、CoincheckやDMM Bitcoinには知名度は劣るが、今後人気が高まりそうな取引所だ。

SBI VC Tradeが展開する暗号資産の積立サービスも人気で、ワンコインの500円から積み立てが可能となっている。特にプラスの判断材料となるのがセキュリティ。SBIホールディングスの銀行業などで培われたセキュリティ技術が導入されており、安心して取引できる。

取引手数料Maker:-0.01%/Taker:0.05%
入金手数料無料
出金手数料無料
送金手数料無料
強み積立サービスが人気
セキュリティの高さ

準TOP5の暗号資産(仮想通貨)取引所も紹介

ここまで暗号資産取引所の手数料ランキングのトップ5を紹介してきた。ただし、最近では業界でのユーザー獲得競争が激しさを増していることもあり、取引所ごとの差が縮んできている。

そこでこの記事では、いつランキング上位に入ってもおかしくないような準TOP5候補として、6〜8位の取引所も紹介したい。

6位:BITPOINT(ビットポイント)

BITPOINTは今後ランキング上位に入りそうな取引所の筆頭と言える。手数料は無料のケースが多いが、知名度の点で6位とした。

取引手数料無料
入金手数料無料(即時入金の場合)
出金手数料無料
送金手数料無料
強み取引ツールが使いやすい
取り扱い銘柄数が多い。

7位:bitbank(ビットバンク)

bitbankは手数料の面では強みは小さいが、簡単にワンタップでビットコインの取引ができる点を考慮して、7位とした。

取引手数料Maker:-0.02%/Taker:0.12%(一部銘柄を除く)
入金手数料無料
出金手数料550円 or 770円(3万円以上)
送金手数料0.0006 BTC
強みワンタップで取引可能
アプリの使いやすさ

8位:LINE BITMAX(ラインビットマックス)

LINEアプリ上で暗号資産の取引が可能なのがLINE BITMAXだ。LINEを使いたい人にとってはよいが、LINEとは別に独立した取引サイト・ツールを使いたい人からは人気が低いこともあり、8位とした。

取引手数料無料
入金手数料無料
出金手数料110円 or 400円
送金手数料0.001 BTC
強みLINEアプリ上で簡単に取引が可能

手数料とスプレッドの関係

暗号資産取引所の売買に関する手数料の情報を比較する際、「スプレッド」の概念を知らないと、取引後に思ったように利益が残らないケースがあるため、要注意だ。

スプレッドとは「買値」と「売値」の差のことで、株式投資やFX(外国為替証拠金取引)と同様に、暗号資産の売買でもスプレッドが存在する。

例えばビットコインの価格が買値が1BTC=4,000,010円、売値が1BTC=4,000,000円だとする(※必ず買値の方が売値より高くなる)。この場合のスプレッドは10円だ。仮にこの買値と売値が変わらない状況(※実際には買値と売値は常に変動している)で保有資産の価値を考えてみると、次のような考え方ができる。

「4,000,010円で1BTCを購入したとし、その直後に1BTCを売却する場合、売値は4,000,000円となるため、10円の損失が出る」

つまり、仮に売買手数料が0円であっても、スプレッドがある以上は、暗号資産を購入した瞬間に損失が発生することになる。そのためスプレッドはよく「実質的な手数料」などと説明されることがある。

どの暗号資産取引所で取引をするか比較して決める場合は、手数料が無料かどうか、有料ならその金額が小さいかどうか、だけではなく、スプレッドの開き具合も確認したい。ちなみにスプレッドの開き具合は暗号資産取引所によっても変わってくるが、暗号資産によっても異なってくる。

口座開設の前にキャンペーン内容も比較しよう

この記事では紹介した手数料重視型ランキングの順位は、流動的なものだと思ってみてほしい。各取引所がライバルよりも多くユーザーを集めようと、日進月歩、サービスの質を高めている。

取引所ごとにキャンペーンも実施されているので、これから暗号資産取引所で口座を開設する人は、ぜひキャンペーンの比較も行ってほしい。たとえば「新規口座開設完了で2,000円をプレゼント」「口座開設で400人に1万円を贈呈」といったものなどがある。

参考文献

DMM Bitcoinが選ばれる理由・手数料|DMMビットコイン
https://bitcoin.dmm.com/service

国内唯一の新機能『BitMatch注文』開始に関するお知らせ|DMMビットコイン(2020_10_22)
https://bitcoin.dmm.com/news/20201022_01

送金・売買・入出金手数|暗号資産取引所のCoincheck(コインチェック)
https://coincheck.com/ja/info/fee

手数料(入出金・取引)|ビットコイン・暗号資産(仮想通貨)ならGMOコイン
https://coin.z.com/jp/corp/guide/fees/

手数料一覧・税|仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の購入|販売所|取引所【bitFlyer(ビットフライヤー)】
https://bitflyer.com/ja-jp/s/commission

手数料一覧|SBI VCトレード|暗号資産(仮想通貨)・口座開設
https://www.sbivc.co.jp/services/fee

手数料|【BITPoint】暗号資産(仮想通貨)ビットコイン取引ならビットポイント
https://www.bitpoint.co.jp/service/cost/

ビットバンク|売買手数料
https://bitbank.cc/docs/fees/

取引概要及び各種手数料|LINE BITMAX
https://terms2.line.me/linexenesis_outline