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イミュータブル エックス(Immutable X/IMX)は、NFTやWeb3ゲームに特化したイーサリアム(ETH)のレイヤー2のプロジェクトで使用される仮想通貨(暗号資産)である。イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するだけでなく、NFTやWeb3ゲームを発展させることを目標としている。
近年では仮想通貨全体の時価総額ランキングでも順位を上げており、国内仮想通貨取引所でも広く取り扱われるようになった注目の銘柄である。本記事では、イミュータブルエックスの特徴、今後の将来性、チャートと価格推移、取扱取引所を紹介する。
イミュータブルエックス(Immutable X/IMX)とは
発行上限 | 2,000,000,000 枚 |
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承認方式 | PoS(Proof of Stake) |
開始日 | 2018年(2021年ローンチ) |
中央機関 | Digital Worlds NFTS Ltd. |
提唱者 | James Ferguson、Robbie Ferguson |
オフィシャルサイトURL | https://www.immutable.com/ |
ホワイトペーパーURL | https://support.immutable.com/hc/en-us/articles/4405227590799 |
公式X(旧Twitter)URL | https://x.com/Immutable |
イミュータブルエックス(Immutable X/IMX)は、2018年にJames Ferguson、Robbie Fergusonによって設立されたプロジェクトであり、2021年にローンチされた。イーサリアムのレイヤー2ソリューションとしてスケーラビリティ問題を解決しつつ、NFTとWeb3をメインとしたアプローチを取っており、2021年4月には大手NFTマーケットプレイスOpenSeaとの提携を発表した。
イミュータブルエックス(IMX)の特徴
イミュータブルエックスの特徴を3つ紹介する。
- 2つのゲーム開発環境を持つWeb3ゲームに特化したプロジェクト
- 取引手数料無料でNFTの発行と売買が可能
- ステーキングが可能でガバナンストークンの役割を果たす
2つのゲーム開発環境を持つWeb3ゲームに特化したプロジェクト
イミュータブルエックスでは、「Immutable zkEVM」と「Immutable X」の2種類のゲーム開発環境を用意している。Immutable zkEVMはイーサリアム仮想マシンによりイーサリアムチェーンとの互換性を持っており、イーサリアムチェーン上で作られた既存のゲームの移植も可能である。一方で、Immutable Xはイーサリアムチェーンとの互換性を持たないものの、手数料となるガス代が一切かからない仕組みとなっている。イーサリアムで既存で開発されたゲームと互換性があるだけでなく、手数料において差別化した新しい開発環境を用意しているところが魅力だ。
取引手数料無料でNFTの発行と売買が可能
イミュータブルエックスはゲームの開発環境によってはガス代が一切かからない仕組みとなっているが、Web3ゲームだけでなくNFTに関しても取引手数料無料でNFTの発行と売買ができる。zk-rollup(ゼロナレッジロールアップ)技術の採用により、イーサリアムのセキュリティ性の高さを維持しながら、ガス代を0にすることが可能となっている。NFTの取引が活発化するほど、手数料が上昇するスケーラビリティ問題を解決することが期待される。
ステーキングが可能でガバナンストークンの役割を果たす
IMXはブロックチェーン内で使用できるユーティリティトークンであるが、保有することで様々な恩恵が得られることが特徴だ。IMXはステーキングが可能であり、IMXの利用料はすべてステーキングリワードプールに送られる。ステーキング量に応じて報酬としてIMXが付与される仕組みだ。また、IMXは保有することでエコシステムの開発提案や、提案に対するガバナンス投票に参加できる。
イミュータブルエックス(IMX)のチャートと価格推移
イミュータブルエックスは、2021年11月に約8.16ドルの最高値を記録している。その後は、他の暗号資産と同様に2022年中は下落しており、2023年末頃から上昇に転じた。一時期は1ドル以下の価格で推移していたが、2024年2月に3ドルを超えた。2024年7月には再び価格が下落し1ドル台を記録している。
現在の価格推移はイミュータブルエックス独自の材料によるものではなく、ビットコインをはじめとする代表的な仮想通貨の連れ高、連れ安であり、将来的に単独の材料で注目されるかどうかが大きな価格上昇が発生するかどうかの焦点となってくる。
イミュータブルエックス(IMX)の今後の将来性
イミュータブルエックス(IMX)の今後の将来性を見きわめるポイントを以下にまとめた。
- Immutable PassportによるWeb3ゲームの需要増加
- ユーザビリティを重視している強みがある
Immutable PassportによるWeb3ゲームの需要増加
2024年時点におけるWeb3ゲームの需要は、仮想通貨やブロックチェーンについて知識がない一般層には大きく普及していない状況だ。一般の人々の需要拡大が期待できる取り組みの中でイミュータブルエックスは、「Immutable Passport」の提供を2023年12月19日から開始したことで話題になった。
Immutable Passportは、オンラインゲームやマーケットプレイスを横断したデジタル資産の持ち運びが可能になる。パスワード不要のサインイン機能もあり、Web3ゲームにおける利便性を向上させている。すでに「Gods Unchained」をはじめとする複数のブロックチェーンゲームにImmutable Passportが導入された。知識がない一般層の人々もWeb3ゲームを利用しやすい環境を作ることで、イミュ―タブルエックスによってWeb3ゲーム全体の需要増加が期待される。
ユーザビリティを重視している強みがある
イミュータブルエックスは、現時点においてNFTの取引においてガス代を0にできるなど、ユーザビリティを重視し、利用者がWeb3分野に求めている需要に向き合った開発を行っている。ブロックチェーンに関する知識がない一般層の人々の間で広がり、NFTやゲームが世界中で広く利用されるようになるためには、ユーザビリティを重視した環境が必要だ。欲しいと思えるNFTや、やりたいと思えるWeb3ゲームを気軽に購入し、プレイできる状況になることが普及に必要なことであり、イミュータブルエックスが他のプロジェクトを抑えて人気を高めていくことにもつながる。
イミュータブルエックス(IMX)の取扱取引所
イミュータブルエックスを取り扱う国内の仮想通貨取引所は以下の通りである。
代表的な国内の仮想通貨取引所で取り扱われていることがわかる。海外取引所でも購入可能であるが、CoinDesk Japanでは、金融庁に登録された国内の仮想通貨取引所で暗号資産を購入することを推奨している。
Coincheck(コインチェック)
2012年に設立されたコインチェック株式会社が運営する。2018年に大規模なハッキング事件が起きたが、その後、東証プライム市場上場企業であるマネックスグループの傘下で経営再建を図った。
つみたてや貸暗号資産などの長期投資向けのサービス、NFTの売買ができるマーケットプレイス、ガス・電気料金をビットコインで支払うユニークなサービスもあり、幅広いサービスが充実している。
また、取引ツールとなるスマホアプリが使いやすく、仮想通貨を初めて取引したい人に向いている。
項目 | 概要 |
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取扱仮想通貨 | 31種類 |
手数料 | 無料 |
最低取引数量 | 円建てで500円相当額 |
スマホ対応 | アプリ「Coincheck Bitcoin Wallet」 |
セキュリティ | マルチシグ、コールドウォレットなど |
Coincheck(コインチェック)のメリット
- 取扱通貨の種類が多い
- 仮想通貨に関連する幅広いサービスを提供している
- サポート体制が充実している
Coincheck(コインチェック)のデメリット
- 販売所で売買する場合はスプレッドが高くなることがある
- レバレッジ取引のサービスを終了している
Coincheck(コインチェック)の評判・口コミ
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お得なキャンペーンも比較的多く実施されていますし、より効果的な運用に役立つ実際的なアドバイスもありサポート体制がしっかり整っている点も評価できます。
★★★★★5点(40代・男性) -
コインチェックは以前ハッキングにあいましたが現在はセキュリティーもしっかりしてますし、知名度も仮想通貨会社では、国内No.1だと思います。
★★★★★5点(40代・男性) -
アプリが非常にシンプルな作りになっているため、売買や入出金がお手軽にできます。煩雑な手続きはいらずワンクリックで購入可能であり、チャートも見やすいのでとても使い勝手が良いです。
★★★★★4点(30代・女性)
\国内アプリダウンロード数No.1!※/
※対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
bitFlyer(ビットフライヤー)
株式会社bitFlyerが運営し、国内最大級の取引量を誇る。FX取引(bitFlyer Lightning)が盛んなことが特徴的だ。
国内取引所でもトップレベルのセキュリティ意識を持っており、1円から仮想通貨を購入できて少額投資がしやすい。アプリや取引ツールも使い勝手が良く、初心者にも向いている。
項目 | 概要 |
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取扱仮想通貨 | 37種類 |
手数料 | 販売所:無料、取引所0.01〜0.15% |
最低取引数量 | 販売所:0.00000001BTC、取引所:0.001BTC |
スマホ対応 | アプリ「bitFlyerウォレット」 |
セキュリティ | マルチシグ、コールドウォレットなど |
bitFlyer(ビットフライヤー)のメリット
- 国内でトップクラスの取引量を誇る
- セキュリティ対策に力を入れている
- T-POINTをビットコインに交換できる
bitFlyer(ビットフライヤー)のデメリット
- 取引所の取扱通貨が非常に少ない
- 入出金手数料が高い
- レバレッジ取引はビットコインのみ対応
bitFlyer(ビットフライヤー)の評判・口コミ
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ビットフライヤーは、老舗の取引所だけあって、信頼感があります。特にセキュリティ面は安心できるし、操作性も直感的で分かりやすいです。
★★★★★5点(40代・男性) -
仮想通貨の積立やクレジットカードなど仮想通貨取引以外のサービスも提供していて、様々な使い方ができると評価しています。
★★★★★4点(30代・男性) -
取引所ではなく販売所があるので素人でも他のユーザーとの駆け引きなくすぐに仮想通貨を購入できたことです。
★★★★★4点(40代・男性)
\ビットコイン取引量8年(’16年-’23年)連続国内NO.1※/
※国内暗号資産交換業者における 2016 年~2023 年の差金決済及び先物取引を含んだ年間出来高。
bitbank(ビットバンク)
ビットバンク株式会社が運営する。取引所でアルトコインを売買できることが特徴的だ。2024年11月から信用取引サービスを開始している。
仮想通貨取引所として国内で初めて、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を取得した。
項目 | 概要 |
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取扱仮想通貨 | 40種類 |
手数料 | 販売所:無料 取引所:Maker-0.02%、Taker0.12%(一部銘柄を除く) |
最低取引数量 | 販売所:0.00000001 BTC、取引所:0.0001 BTC |
スマホ対応 | アプリあり |
セキュリティ | ISMS認証取得、コールドウォレットなど |
bitbank(ビットバンク)のメリット
- 様々なアルトコインを取引所で取引できる
- 現役トレーダーも絶賛するほど取引ツールが使いやすい
- 土日を含めて24時間リアルタイム入金が可能
bitbank(ビットバンク)のデメリット
- 出金に最大770円の手数料がかかる
- 取引量が少なく約定に不安がある
bitbank(ビットバンク)の評判・口コミ
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国内取引所の中でも取り扱い通貨の種類が豊富で、主要なビットコインやイーサリアムだけでなく、アルトコインの取引も可能です。
★★★★★5点(30代・男性) -
他の業者では特にマイナーな種類のアルトコインに関しては販売所での取引になって手数料が高めになりがちですが、ビットバンクはそういった通貨でも取引所で売買ができるため、手数料が安く済む点がメリット
★★★★★4点(50代・男性) -
Web取引ツールが高機能なので、テクニカル分析して暗号通貨をトレードするには最適です。チャートが見やすくてテクニカル分析がしやすくなっていますので、かなり使い勝手が良いです。
★★★★★4点(40代・男性)
\アルトコインを取引所で取引するならbitbank!/
|文・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|トップ画像:公式サイトより