クロノス
CRO- USD
- JPY
クロノス (Cronos) の基本情報
CROブロックチェーンは、主に運営会社であるCrypto.comの、決済、取引、金融サービスソリューションを利用するユーザーにユーティリティを提供することに焦点をあてている。
CRO保有者は、Crypto.comチェーンにコインをステークすることで、バリデータとして機能し、ネットワーク上の取引を処理するための手数料を稼ぐことができ、CROコインは、Crypto.comチェーン上の取引手数料決済のために使用することもできる。
発行上限 | |
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提唱者 | |
オフィシャルサイトURL | https://crypto.com/ |
ホワイトペーパーURL | https://crypto.com/images/crypto_com_whitepaper.pdf |
公式X URL | https://twitter.com/cryptocom |
クロノス(CRO)とは?
クロノス(CRO)は、「すべての財布に仮想通貨を」という理念の基に開発された。Crypto.com Payという決済アプリで使用可能であり、この決済アプリで支払うことで、ユーザーは仮想通貨を通してキャッシュバックを得られる。なお、以前はCrypto.com Coinと呼ばれていたが、現在の名称に改名した。
クロノス(CRO)の特徴
決済関連するサービスを幅広く展開
クロノスはCrypto.comアプリを通して決済に関連するサービスを幅広く展開するプロジェクトだ。特徴的なサービスの一つには、Crypto.comが発行するデビットカードのCrypto.com VISAカードが挙げられる。使用することでキャッシュバックをCROで受けられるのが特徴だ。カードの種類は複数あるが、NetflixやAmazonプライムをはじめとするサブスクリプションが100%還元されるカードも存在する。
支払い方法にはVISAカードだけでなくCrypto.com Payもあり、こちらはスマートフォン決済であるが、法定通貨だけでなく仮想通貨の決済に対応していることが特徴だ。CROを利用して決済することも可能であり、キャッシュバックが受けられる。また、決済用の仮想通貨の購入はCrypto.com Exchangeを通してできるので、Crypto.comアプリでサービスが完結している。
NFTの売買ができる
Crypto.comはNFTのマーケットプレイスも展開しており、Crypto.comアプリではNFTの売買も可能だ。対応するチェーンはCrypto.org Chain、クロノス、イーサリアム、ポリゴン、ソラナがあり、Crypto.com Exchangeを通して仮想通貨の購入ができるので、どのチェーンのNFTであっても購入しやすい。仮想通貨に加えてNFT市場も網羅しており、暗号資産に関連するサービスが集約されているといえるだろう。
有力な団体とのパートナーシップの締結
クロノスを発行するCrypto.comは社会的な信用の高い企業であり、その証拠にUFC、LEGA SERIE A、F1などの有力な団体とパートナーシップ契約を締結している。これらのパートナーシップ契約により、Crypto.comは自社のCrypto.comアプリに関連する広告を打ち出すことが可能になっている。クロノスはCrypto.comによってパートナーシップ先で広告を打ち出し、広告への費用を惜しまない努力により、急速な知名度の向上を図っている。
クロノス(CRO)の歴史
クロノスは元々、Crypto.com Coin という名前だった。Crypto.com社も2016年の設立当時はMonaco Technologies GmbH社という名称で、Kris Marszalek氏、Rafael Melo氏、Gary O氏、Bobby Bao氏の4名による共同設立されている。
Kris Marszalek氏は3つの企業を立ち上げた実業家、Rafael Melo氏は15年以上の金融業へのキャリアを持ち、Gary Or氏は香港大学で工学、コンピュータサイエンスの学士号を修得したソフトエンジニア、Bobby Bao氏は、中国ルネサンス投資銀行のMA部門で働いていた経験を持っており、それぞれ異なる得意分野を持つ人々による共同設立となった。
クロノス(CRO)の今後
広告による知名度の上昇
パートナーシップを締結した企業や団体から広告を出すことで、Crypto.comアプリの需要は世界的に拡大している。大々的に広告を出すことで知名度がますます向上すれば、アプリ内で利用されるクロノスの価格も上昇すると期待される。
日本における普及はこれから
仮想通貨の決済関連のサービスでは、トップクラスの利便性を誇るCrypto.comアプリであるが、日本円には対応していない。よって日本における知名度は低く普及もしていない。日本円に対応し、日本の有力な企業ともパートナーシップを締結して広告を打ち出せば、知名度が向上し、利用者の増加が期待できる。開拓されていない市場があることから、伸びしろは大きいといえるだろう。
知名度の高まりによる規制の強化
急激な知名度の向上は、メリットだけでなくデメリットを生むことが考えられる。Crypto.comアプリのあり方が問題視されれば、各国から規制を受ける危険性があるからだ。仮想通貨について詳しく知らない層での知名度が高まることは、根拠のない噂や疑惑でも場合によっては広く信じられやすい土壌があるということでもある。何か問題が起こり騒動が大きくなれば、結果的に規制につながってしまう可能性もある。
クロノス(CRO)の購入方法
CROは現在国内の取引所で購入することはできないため、Crypto.comアプリのCrypto.com Exchangeを利用して購入する必要がある。CoinDesk JAPANでは、金融庁に登録された国内の仮想通貨取引所で暗号資産を購入することを推奨している。