ループリング
LRC- USD
- JPY
ループリング (Loopring) の基本情報
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提唱者 | |
オフィシャルサイトURL | https://loopring.org/ |
ホワイトペーパーURL | |
公式X URL | https://twitter.com/loopringorg |
ループリング(LRC)とは?
LRCは、分散型仮想通貨取引所構築のために設計されたオープンプロトコルであるLoopringの仮想通貨であり、イーサリアムがベースとなっている。ループリングはBinanceやCoincheckのような中央集権型取引所(CEX)と、Uniswapなどの分散型取引所(DEX)の双方の欠点を解消するプラットフォームを作ることが目的のプロジェクトである。
ループリング(LRC)の特徴
CEXとDEXのデメリットの解消を目指す
現在の仮想通貨取引はCEXが主流となっているが、手数料の高さや、ハッキングの危険性などが指摘されており、新しいサービスであるDEXが誕生した。DEXは手数料が安く、ハッキングの危険性も低いといわれているが、現在の時点で流動性の低さによる問題を抱えている。
LRCでは3つ以上の取引をリングという塊として扱い、スマートコントラクトでマッチングさせることで流動性を高めるアプローチを取る。CEXの問題点を解決した上で、取引を効率化させることでDEXの流動性の問題を解消した双方のメリットを持つ優れた取引所を作ることを目指している。
イーサリアムのセカンドレイヤーソリューション
LRCはイーサリアムのセカンドレイヤーソリューションZkRollupsで構築されており、ERC-20規格で発行される仮想通貨だ。ZkRollupsとはトランザクションを集約してオフチェーンで処理して、イーサリアムのブロックチェーンに保存できる技術だ。この技術によりコストを大幅に削減可能となっている。具体的にはイーサリアムの手数料の100分の1であり、ZkRollupsにより低コストでの利用を実現している。
処理性能の高速化と高いセキュリティを両立
zkRollupsの導入は、LRCにとってイーサリアムのメリットである高いセキュリティ性を確保しつつ、デメリットである手数料の高騰と処理速度の遅延を解決した。ループリングは毎秒2,025件の決済を処理することが可能であり、イーサリアムが毎秒15件ほどしか処理できないことを考えるとその差は歴然だ。また、ループリングは処理性能の高速化とコストの大幅削減を実現するにあたり、セキュリティを犠牲にしておらず、イーサリアムと同等の高いセキュリティ性を両立している。
ループリング(LRC)の歴史
LRCは2017年8月のICOで一般公開され、プロトコルがイーサリアムのメインネットで展開されたのは2019年12月のことである。創設者は、プロトコルの開発・管理を行うLoopring財団のCEOであるソフトウェアエンジニアのDaniel Wang氏だ。
上場当初の約6円から2018年1月には約240円まで上昇するが、2018年~2020年まで低迷が続いた。しかし、2021年11月には約390円を記録。上昇の理由は世界的な仮想通貨価格の高騰とイーサリアムのセカンドレイヤーとして期待が高まったことが挙げられるだろう。
ループリング(LRC)の今後
サービスの普及と利用者数の増加
ループリングは仮想通貨取引所のプロジェクトであることからサービスの普及と利用者数の増加が将来性に直結してくる。プロジェクトの目的であるCEXとDEXのデメリットを解消した利便性のあるサービスを提供できれば、利用者数の増加にもつながるだろう。開発の進捗状況や、取引所としての知名度の向上が価格上昇の鍵となる。
イーサリアムの問題を解決する銘柄として注目されるか
イーサリアムはスケーラビリティ問題と呼ばれるガス代と呼ばれる手数料の高騰と、処理速度の遅延が懸念されているが、LRCのようなセカンドレイヤーソリューションはこの問題を解決する方法の1つとして注目されている。
LRCがイーサリアムの問題を解決する銘柄として注目されれば、価格が上昇する可能性がある。しかし、イーサリアムのセカンドレイヤーソリューションにはPolygon(MATIC)などのライバルも多いことからLRCが必ずしも注目されるとは限らないので、他のプロジェクトの動向も注視が必要だ。
保有を促す仕組みが作られるか
コストの大幅削減、処理速度の向上に加えてイーサリアムのセカンドレイヤーソリューションであることがLRCの魅力となっているが、保有によるメリットや魅力の充実化が欲しい所だ。ループリングにおけるサービスの拡張によって、LRCを保有したいと考える仮想通貨トレーダーを増やしていくことも課題になる。
ループリング(LRC)の購入方法
LRCは現在国内の取引所で購入することはできないため、Binanceなどの海外取引所で購入する必要がある。国内取引所で口座を開設し、元手となる仮想通貨を取引して海外取引所に送金することでLRCの取引が可能だ。
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