ネム
XEM- USD
- JPY
ネム (NEM) の基本情報
ネム(NEM)とは、新しい経済運動(New Economy Movement)の略で、2015年に開発が始まった仮想通貨(暗号通貨)。ネムの通貨であるXEMの発行上限は89億9999万9999枚に設定されており、新規発行が行われる予定はない。ネムのプラットフォーム上では、ネットワーク決済やトークンの発行などを行うことができる。
発行上限 | 8,999,999,999 |
---|---|
承認方式 | PoI(Proof of Importance) |
開始日 | 2015年3月29日 |
中央機関 | なし |
提唱者 | |
オフィシャルサイトURL | https://nem.io/ |
ホワイトペーパーURL | https://nem.io/wp-content/themes/nem/files/NEM_techRef.pdf |
公式X URL | https://twitter.com/NEMofficial |
ネム(XEM)とは
ネムは「新しい経済運動(New Economy Movement)」の略称であり、そのネットワーク上で発行されたトークンがXEMである。政府が管理する従来型の仕組みではなく、分散化、経済的な自由、平等といった原則に基づく新しい経済の仕組みを確立することを目的としている。
ネムでは、Proof of Importance(PoI)というコンセンサスアルゴリズムを採用しており、コミュニティーへの貢献度が高いトークン保有者が報酬を得られるようにエコシステムが設計されている。 Pof Iの採用により、ビットコインが採用しているProof of Work(PoW)とは異なり、コンピュータによる計算処理なしに取引を承認できるのが大きな特徴である。
ネムの将来性についてはこちらの記事を参照のこと。
ネム(XEM)の特徴
処理速度が高速である
ビットコイン(BTC)は約10分で1つのブロックが生成されるのに対して、XEMの場合は約1分で1つのブロックが生成される。そのため、ビットコインと比較すると、処理速度が高速である。
既に上限まで発行済みである
ネムの総発行数量は8,999,999,999枚。既に発行上限まで発行されており、今後発行されることはない。
独自トークンの発行ができる
NEMネットワーク上に「ネームスペース」という空間(テキストで表されるNEMアカウントのアドレスのこと。インターネットにおけるドメインネームと類似の機能)をレンタルすることで、簡単に独自のトークン(モザイク)を発行することができる。モザイク発行に必要なネームスペースは「NEM wallet」と呼ばれる公式ウォレットアプリを利用することで、レンタル可能となる。
ネム(XEM)の仕組み
PoI(Proof of Importance)
XEMがコンセンサスアルゴリズムとして採用しているPoIはトークン保有者の重要度によって報酬が分配される仕組み。重要度は、PoIスコアで計測される。PoIスコアはXEMの保有量、保有期間、取引量などに基づいて算出される。PoIスコアが高いほど重要度が高いとみなされ、報酬を受け取りやすくなる。
ハーベスティング
ビットコインの取引を承認する作業をマイニングと呼ぶ。同様に、XEMの取引を承認する作業のことをハーベスティングと呼ぶ。ハーベスティングは、一定期間にわたって1万XEM以上を保有することで、参加資格が得られる。ハーベスティングは約1分に1回行われ、アカウントの重要度に応じて報酬が支払われる。
ネム(XEM)とシンボル(XYM)
Symbol(XYM)はNEMの大型アップデートによって誕生したブロックチェーンで、Symbolで使用されるトークンがXYMである。ネムとシンボルの関係について下記の表にまとめた。
ネム | シンボル | |
プラットフォーム | NEM(ネム) | Symbol(シンボル) |
使用される仮想通貨 | XEM(ゼム) | XYM(ジム) |
2021年3月12日までにXEMを保有していた投資家に対しては、オプトインという制度によって、XEMの保有量に対して同数のXYMが付与された。
ネム(XEM)の時価総額は?
ネム(XEM)の2024年7月12日時点の時価総額は約1億1,700万ドルで、時価総額ランキングでは302位となっている。
時価総額が近い暗号資産としては、300位のCartesi(CTSI)が約1億1,800万ドル、301位のBanana Gun(BANANA)が約1億1,750万ドル、303位のLCXが約1億1,650万ドル、304位のWorld Mobile Token(WMT)が約1億1,600万ドルとなっている。
ちなみに以下は2024年7月12日時点の暗号資産全体の時価総額ランキングのトップ5だ。ビットコインの時価総額は唯一1兆ドルを超えており、約1兆1,200億ドルとなっている。
順位 | 暗号資産名 | 時価総額 |
---|---|---|
1位 | ビットコイン(BTC) | 約1兆1,200億ドル |
2位 | イーサリアム(ETH) | 約3,700億ドル |
3位 | テザー(USDT) | 約1,120億ドル |
4位 | バイナンスコイン(BNB) | 約769億ドル |
5位 | ソラナ(SOL) | 約633億ドル |
ネム(XEM)の年間騰落率は?
ネム(XEM)の年間騰落率は、1年(1月1日〜12月31日)を通じてデータがある年を対象に比較すると、以下の通りとなっている。最も上昇率が高かったのが2017年で28012.53%高となっており、逆に最も成績が悪かったのがその翌年の2018年で93.92%安という結果だ。 直近の2023年は36.53%高だ。
年 | 年間騰落率 |
---|---|
2016年 | 2353.11%高 |
2017年 | 28012.53%高 |
2018年 | 93.92%安 |
2019年 | 49.40%安 |
2020年 | 543.71%高 |
2021年 | 40.21%安 |
2022年 | 76.85%安 |
2023年 | 36.54%高 |
続いて、以下はネム(XEM)の直近の月間騰落率となっている。2023年1月〜2024年6月までで最もリターンが高かったのは、2023年2月の43.68%高となっている。
年/月 | 月間騰落率 |
---|---|
2023年1月 | 29.13%高 |
2023年2月 | 43.68%高 |
2023年3月 | 24.75%安 |
2023年4月 | 8.38%安 |
2023年5月 | 10.12%安 |
2023年6月 | 11.96%安 |
2023年7月 | 3.10%高 |
2023年8月 | 18.85%安 |
2023年9月 | 8.56%高 |
2023年10月 | 19.71%高 |
2023年11月 | 12.92%高 |
2023年12月 | 9.86%高 |
2024年1月 | 8.53%安 |
2024年2月 | 17.21%高 |
2024年3月 | 23.72%高 |
2024年4月 | 31.10%安 |
2024年5月 | 2.45%高 |
2024年6月 | 59.92%安 |
ネム(XEM)の購入方法
ネム(NEM)は国内または海外の取引所で購入することができる。CoinDesk Japanでは、金融庁に登録された国内の仮想通貨取引所で購入することをおすすめしている。
※当サイトは情報提供を目的としており、当社が暗号資産/仮想通貨に関する契約締結の代理、媒介もしくは斡旋、売買の推奨または投資勧誘等を行うものではありません。また、当社が暗号資産/仮想通貨の価値を保証するものでもありません。
※投資を行う際は、暗号資産/仮想通貨投資におけるリスクを了承の上、利用者ご自身の判断で行ってください。
※当サイトに記載されている価格、手数料等の情報は、各暗号資産/仮想通貨交換業者の説明に基づき、各暗号資産/仮想通貨交換業者の公式サイト等に記載されている特定時点の情報を掲載したものです。最新情報は各暗号資産/仮想通貨交換業者の公式サイトにてご確認ください。
※当社は、合理的な努力をしておりますが、当サイトに記載されている情報の正確性、信頼性等を保証するものではありません。また、当サイトに記載されている評価はあくまで当社独自の調査結果や評価基準に基づくものであり、その正確性、信頼性を保証するものではありません。万が一、これらの情報や評価に基づいて利用者が損害を被った場合でも、当社は一切の責任を負いません。
※当サイトに掲載される広告におけるキャンペーン・特典等は、広告主により実施されるものであり、当社が実施するものではありません。キャンペーン・特典等を利用の際は利用者ご自身で各広告主による募集要綱等を十分にご確認ください。
※当サイトから他のサイトへリンクする場合や、第三者が他のサイトへのリンクを提供している場合があります。当サイトから遷移した先のサイトは当社が管理するものではなく、その内容、正確性、信頼性を保証するものではありません。
※当サイト内のリンクから各暗号資産/仮想通貨交換業者の口座開設を行うと、当社は対価として広告収入を得ることがあります。
※当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承ください。なおCoinDeskJapanの利用規約も適用されます。
※当サイトに記載する情報の著作権その他一切の権利は、当社または当社に情報を提供する第三者に帰属します。当サイトに記載する情報の転用、複製、公衆送信、販売等を含め一切の利用を禁止します。
※資金決済法の改正(令和2年5月1日施行)により、法令上、「仮想通貨」は「暗号資産」へ呼称変更されています。当サイト内の「仮想通貨」の表記は「暗号資産」と同義となります。