グラフ
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グラフ (The Graph) の基本情報
The Graph(グラフ)は、EthereumやIPFSなどのネットワークを照会するためのインデックスプロトコル。誰でもサブグラフと呼ばれるオープンなAPIを構築・公開することができる。
発行上限 | 10,130,000,000 |
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承認方式 | n/a |
開始日 | |
中央機関 | |
提唱者 | Yaniv Tal, Brandon Ramirez, Jannis Pohlmann |
オフィシャルサイトURL | https://thegraph.com/ |
ホワイトペーパーURL | https://thegraph.com/docs/ |
公式X URL | https://twitter.com/graphprotocol |
グラフ(GRT)とは
グラフはイーサリアムのブロックチェーン上にある膨大なデータを容易に検索する(クエリ)機能を提供するプロジェクト。2020年12月にローンチされ、トークン名がGRT。誰でも構築可能なオープンAPIでサブグラフ(検索機能)を提供しており、世界中の誰もがデータへ容易にアクセスできることから、「ブロックチェーン界のGoogle」とも呼ばれている。
グラフの特徴
従来の非中央集権型サービスの弱点を解消
グラフは「ブロックチェーン界のGoogle」とも呼ばれているが、Googleの検索エンジンとは管理体制の面で大きな違いがある。従来の検索検索エンジンが、特定の企業や組織が実権を持ち、管理を行う中央集権型管理体制であるのに対し、グラフは分散型システムの管理体制となっている。そのため公平性を有し、かつ処理スピードが速く、ハッキングによるリスクも抑えられている。
また、従来の分散型システムは、中央集権型と比べるとまだまだ利便性の面で劣る部分があった。しかし、グラフは従来の分散型システムが抱えていた問題を解決し、複雑な検索を容易にすることでユーザーエクスペリエンスの高さを実現させた。
多くのDeFi系仮想通貨プロジェクトで活用されている
グラフは多くのDeFi系仮想通貨プロジェクトで活用されている。開発当初はブロックチェーン上の検索サービスが存在していなかったため、DeFi関連サービスを中心として多くの仮想通貨プロジェクトがサブグラフを活用している。2022年1月時点で既に3,000以上のサブグラフが存在しており、グラフネットワークが世界中で拡大していることが分かる。
以下に、サブグラフを活用する代表的なプロジェクトを紹介する。
・ユニスワップ(UNI)
・アーベ(Aave)
・シンセティクス(SNX)
・ディセントラランド(MANA)
・ライブピアー(LPT)
・アラゴン(ANT)
・バランサー(BAL)
開発メンバーが非常に優秀
開発メンバーのほとんどはブロックチェーン開発に第一線で関わってきた。グラフのCEOであるYaniv Tal氏はAPI開発ツール会社のMuleSoftで勤務していた優秀なエンジニアで、他のメンバーも仮想空間プラットフォームを提供するDecentralandやEthereum Foundationといった企業での開発経験がある。
エコシステムに関与することで報酬を得ることができる
グラフのエコシステムは、インデクサー(インデックスやクエリの処理を行う技術者)・キュレーター(インデクサーに対し、インデックスする必要があるサブグラフを通知する技術者)・デリゲーター(グラフをインデクサーに委任する非技術者)・消費者(料金の支払いを行い、サービスを利用する非技術者。)で構成されており、各ステークホルダーはグラフに何かしらの形で関与することにより、報酬が与えられる仕組みになっている。また、ステーキングすることによって金利3%~5%の利益を得ることもできる。
グラフの今後
web3.0時代における需要の高まり
GAFAMなどの巨大企業がインターネットの支配権を握るweb2.0時代から、現在徐々にではあるが、その支配権を均等に分配しようとするweb3.0時代への移行が進んでいる。web3.0時代を実現するためには、既存のGAFAMが持つインターネットシステムを超越するシステムの構築が欠かせない。この点、グラフはブロックチェーン上の膨大なデータを容易に検索できるサブグラフを提供したことにより、分散型システムの持つ欠点を補填している。今後更にDappsやDeFiサービスの需要が増えweb3.0時代への移行が進むほど、グラフの需要が高まることが予想されている。
世界中の投資家が注目している
グラフはCoinbaseやDCGなどのブロックチェーン企業や著名な投資家などからの資金調達に成功している。今後の需要の高まりによる事業拡大から、更なる注目を集める可能性も高い。
グラフ(GRT)の購入方法
日本国内の取引所ではbitbankがグラフの取り扱いを行っている。CoinDesk Japanでは、金融庁に登録された国内の仮想通貨取引所で購入することをおすすめしている。
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