ヤーンファイナンス
YFI- USD
- JPY
ヤーンファイナンス (yearn.finance) の基本情報
分散型融資サービス
発行上限 | 36,666 |
---|---|
承認方式 | n/a |
開始日 | 2020年2月 |
中央機関 | |
提唱者 | Andre Cronje |
オフィシャルサイトURL | https://yearn.finance/ |
ホワイトペーパーURL | https://docs.yearn.finance/ |
公式X URL | https://twitter.com/iearnfinance |
ヤーンファイナンス(YFI)とは
ヤーンファイナンス(yearn.finance/YFI)は、仮想通貨のレンディングに特化したDeFi(分散型金融)プロトコル「yearn.finance」におけるガバナンストークンだ。近年DeFiレンディングへの注目がますます集まる中、市場の拡大と同時にyearn.financeやYFIへの期待も高まる傾向にある。
YFIの歴史
YFIは2020年前半、アンドレ・クロニエ(Andre Cronje)氏によってローンチされたプロトコルyearn.finance上で、ガバナンストークンとして発行された。ガバナンスの参加権を得られることや、発行上限が設けられたことなどから価格はすぐに高騰した。
2021年2月には一部不正があったことが明らかになったものの大暴落はせず、上昇トレンドを継続して同年5月には最高値の9万6,000ドル以上となる。価格高騰の背景にはDeFiへの注目度が高まり、その支援ツールの役割を果たすyearn.financeにも期待を寄せる投資家が増えた影響があるようだ。
YFIの特徴
yearn.financeへの注目と同時に価格高騰
yearn.financeはイーサリアムをベースとするプロトコルで、仮想通貨の投資における「レンディング」において利回りなどを自動で最適化し投資するという特徴がある。
レンディングとは、仮想通貨を第三者に貸し出して利息による利益を出す方法だ。仮想通貨で利益を得る方法は当初主流だった売買差益によるキャピタルゲインから、運用によって収益を得るインカムゲインへと多様化してきた。それに伴い、レンディングサービスの需要も増えている。
レンディングサービスが増加すると、投資家にとっては手作業で投資先を調べることが難しくなる。そんな中、自動的に最適な投資先を見つけることができるyearn.financeの機能「Valuts(金庫)」が注目された。利用者はイーサリアムやステーブルコイン、アルトコインを入金することで最高利率のレンディングにアクセスすることができる。
yearn.financeは、純粋な分散型ネットワークとして誕生、運営していることなどから、DeFiサービスの中でも特に知名度や期待が高い。そしてyearn.financeが注目されるほど、ネイティブトークンであるYFIの価値も上昇する傾向にある。
yearn.financeの「ガバナンストークン」
YFIはyearn.financeのガバナンストークンである。ガバナンストークンとは、保有者が発行元の分散型プロトコルの運営に関する発言権や議題の投票権など、ガバナンス(統治)に参加する権利を得られる通貨だ。
yearn.financeでは公式サイトに「ガバナンス」というページがあり、「Proposals」「Projects」など、議論や投票の場が実施されている。YFIを保有していれば、議決に参加できる仕組みだ。
発行枚数が少ない
YFIは発行上限が3万6,666枚と定められている。上限が2,100万枚のビットコイン(BTC)や、8,400万枚のライトコイン(LTC)と比べると、YFIの発行枚数がとても少ないことがわかる。
発行枚数が少ないと希少性が上がり、価格が高騰する一因になる。YFIの価格高騰にはこの発行上限も影響している。
開発者アンドレ・クロニエ氏の動向が大きく影響
yearn.financeとYFIを創設したアンドレ・クロニエ氏は、南アフリカ出身でDeFiに精通した金融テクノロジー開発者だ。クロニエ氏が主導した別のDeFiプロジェクトでもすぐに投資が殺到するなど、今やDeFi業界に欠かせない有名な存在となっている。
クロニエ氏の動向や発言にはその都度注目が集まり、仮想通貨に関するメディアでも度々報じられている。プロジェクトへの関与についてネガティブな発言をすると価格が下がるなど、YFIは開発者の一挙一動に大きな影響を受けているのが現状だ。
実際に2022年3月、クロニエ氏はDeFi業界からの引退をTwitterで表明し、YFIは約2万ドルから1万7,000ドルへと13%下落した。このような属人的な側面は、YFIの課題だとも指摘されている。
YFIの将来性は?
2022年前半ごろから、YFIは下落傾向にある。ただし2021年末以降、ビットコインを始めとして仮想通貨は全体的に価格を急落させている。そのトレンドに加え、前述のクロニエ氏による発言の影響も相まってYFI価格を下げたと考えられる。
しかし、DeFiレンディングの市場拡大が見込まれる中、yearn.financeやYFIへの期待も高まるだろう。
スマートコントラクトを使って中央集権的な管理者なく分散型の金融サービスを行うDeFi市場は、2021年末時点の市場規模が約1,000億ドルに達し、急速に拡大している。仮想通貨の運用方法も多様化する中で、DeFiレンディングで高い知名度を誇るyearn.financeとYFIは今後ますます注目されそうだ。
YFIの購入方法
2022年8月現在、YFIは国内取引所では取り扱われていない。BinanceやKuCoinなどの海外取引所で購入することができる。
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